お見合いパーティへの参加など、婚活を始めた人の中には、「なかなか理想の人に出会えない」と感じている人もいるかもしれませんね。だからといって簡単に諦めてしまっては、この先もっと条件が厳しくなり、益々婚期が遅れてしまうかもしれません。
婚活がスムーズに進まないのは、アナタに「とらわれ」があるだけなのかも。そうであれば、何かひとつ見直すだけで、アナタにぴったりのパートナーと出会える可能性があります。
婚活は生涯のパートナーを見つける人生の大仕事。時には、自分を見つめる努力が必要になることもありますが、それが最高の“自分磨き”となり、幸せな家庭を持てる“器の大きな人”へとアナタを進化させてくれますよ。
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、男女に共通する「婚活のうまくいかない」を解決するヒントをご紹介します。アナタももし、当てはまるものがあったら見直してみるといいかもしれません。今後の流れが変わる可能性がきっとあるでしょう。
結婚相手の“条件”を限定し過ぎていませんか?
例えばアナタが女性なら、“初婚の人で年齢はこのぐらい、転勤がない人で年収はいくら以上…”と言った具合に男性の条件を限定してしまっていませんか?でも、その上、ある程度見た目の第一印象が良く、性格のいい人でないと「いいな…」とは思わないはず。だとしたら、これはかなりの“狭き門”と言えるのです。
“ステキな男性”が今までパートナーを見つけられずにいたのには、バツイチだったり転勤族だったり、と言った事情があるのかもしれないですし、条件が合っても口下手で面白味がなかったりする背景には、“女性が少ない職場故に女性に慣れていない”と言った理由があるかもしれません。そこに寛容になれるかどうかは、パートナー探しにとても重要。表面だけでなく、一歩踏み込んで相手を見ることさえ出来れば、パートナー探しがもっと容易になるでしょう。
もしこれが恋愛結婚だったらどうでしょう?好きになりさえすれば条件など“二の次”になるのではないでしょうか?婚活であっても相手探しの根本は同じです。婚活だからと条件ばかりにこだわり過ぎず、「好きになれそうな人を探そう」と思うことこそ大切なのです。
“子供”だけが目的になっていませんか?
特に男性は「子供が欲しいから結婚したい」と婚活を始める方が多いですよね?男性である以上、「子孫を残したい」という欲求があるのは当然ですし、親御さんから「孫の顔を見せて欲しい」とせがまれている人もいると思います。
しかしだからと言って、“妊娠・出産の条件がいい女性”を、20代女性だけに限定してしまっては、相手探しが狭き門となり、困難を極める可能性があります。
20代限定、というのは果たして現実的なのでしょうか?これは、女性に対する一つの偏見なのかもしれません。女性は30代になっても、健康体であれば妊娠・出産は可能ですし、人生経験を積み、“女性としての優しさ”が増している人も多いのです。
つまり、年齢という数字にばかりこだわると、多くのステキな女性を見逃してしまうことになってしまうでしょう。
そしてもう一つ。人にとって、結婚の価値とは何でしょうか?それは、男女が夫婦となり、お互いが向き合い歩み寄り、“仲良く連れ添うこと”にあります。
お子さんも勿論大切ですが、それ以前に、“自分と合う女性”と夫婦円満を気付くことを目的にしなければうまくいきません。そんな夫婦の間に産まれるからこそ、子供も幸せになれるのです。
また、あくまでお子さんは“授かりもの”と考えた方がいいでしょう。例え年齢が若く一見問題のない夫婦であっても、子供が出来ないケースもあります。だからと言ってその夫婦が不幸とは決して決めつけられません。“本当に自分と合う女性”とパートナーになれば、どんな状況であっても幸せになれる、それが結婚と言うものです。
モテるための努力をしていますか?
婚活は、恋愛結婚であれば一番難関とも言える“出会い”を、プロが設定してくれるのですが、だからと言ってモテる努力をしなければ、やはり成婚することは出来ません。
一番のモテる努力とは何でしょう?それは、女性は男性を、男性は女性を研究し、ある程度はニーズに合わせる努力をすることです。これは決して媚びているのではなく、相手の気持ちを考える、と言う“知的な努力”です。
見た目や身なりをキレイに整えていますか?発言も、女性に対し、男性に対し、失礼なことを言っていないかをチェックしましょう。特に、男性のプライドを傷つけるような発言や、女性のカラダや年齢に対する偏見発言はタブーになります。
また、印象を良くするポイントは、女らしさ、男らしさを感じさせること。わかりやすく言えば、女らしさとは、“相手を受け止める優しさがあること”、男らしさとは、“自分の考えをちゃんと伝えられること ”にあります。最近は逆転現象も見受けられますが、女らしさや男らしさが全くゼロでは、結婚相手としては魅力を感じてもらえません。「自分には足りないかも…」と思う人は、ぜひ意識するようにしてみて下さい。
相手の“問題”ばかりをチェックしていませんか?
生理的に“いやなこと”や、“ダメなこと”が多い人は、好みのストライクゾーンが狭いため、なかなか結婚相手が見つかりません。「タバコを吸う人は苦手」ぐらいならわかるのですが、「ぽっちゃりしているのはダメ」「食べ物の好みが合わない」「実家の常識が違う」などと、次々と相手の問題ばかりに目が行き、ちゃんと人柄を見る前に却下してしまうからです。
結婚して幸せになれるかどうかの一番のポイントは、見た目やスペック、嗜好よりも“人柄”の方です。もし人柄がOKなのであれば、その他はある程度柔軟に受け止められた方が幸せになれるのではないでしょうか。例えば、タバコが苦手ならやめる努力をしてもらえばいいし、太り気味ならダイエットに協力してあげればいいのです。「大切なのは人柄だから、後は結婚してから少しずつ歩み寄ってもらえばいい」そう考えられた方が、現実的にパートナーが見つかるはずですよ。
また、人を裁きがちな人は、自分も人から品定めされてしまうもの。「完璧な人間などいない」と心得て、出来るだけ広い心でパートナー探しをするようにしましょう。
「もっといい人がいる」と思い過ぎていませんか?
「この歳まで独身だったのだから妥協したくない…!」と言う気持ちもわかるのですが、それも行き過ぎると婚活難民になってしまいます。「この人も悪くないけど、もっと理想に近い人がいるのでは」を繰り返している人は、なかなか一人に決着できず結婚することが出来ません。
そんな人は、結婚を“自分よがり”に考え過ぎていないかどうかを見直してみましょう。結婚相手を見つけるコツは、「自分が幸せになりたい」と思うだけでなく、「この人を幸せにしてあげられそうか」を考えてみることも必要です。
つまり、自分にとって“やりがいがある人かどうか”が、パートナーシップには意外と重要なので、何もかも持っている人を選べば“幸せになれる”と言うものでもありません。
ぴったりのパートナーを見つけるためには、「お互いが役に立てそうか」を基準に考えて見ましょう。例えば、服のセンスがイマイチなら、センスの良い服を選んであげればいいだけ。料理が苦手なら、教えてあげたり、一緒に学べばいいんです。お互いがお互いの協力のもとにステキになっていければ、かえって絆の深い夫婦になれますよ。
“周りの評価”を気にし過ぎていませんか?
相手への条件ばかりが、つい高くなり過ぎる原因のひとつに、「親の理想を叶えなければ…」「周りにスゴイね!と思われたい」など、周囲の評価を気にし過ぎてしまっている、という理由があります。
結婚は、あくまで自分のためにするのです。条件にこだわりすぎて結婚出来なければ元も子もありませんし、例え親や周りに評価されても、等身大の自分にフィットしない相手であれば幸せにはなれません。
日本人はつい、結婚をゴールと勘違いしてしまいがち。結婚式で多くの人に評価されたとしても、それはその時だけのこと。結局、幸せになれるかどうかは夫婦二人の努力にかかっているのですから、人の評価を気にするのも、ほどほどにしておきましょう。
筆者の経験上、パートナーは男女共通、思いやりがあって優しい人が一番。まずは条件を、そこに絞ってみるのもいいかもしれませんね。アナタも、少しでも価値観を広く持ちつつ、たった一人のパートナーを見つけて下さい。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ、しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー 他。
■ 5月病かも…この季節のモヤモヤを乗り越えるには?
環境に慣れるため必死になっていた4月、そして大型連休。その後の「脱力感」に悩まされている人もいるのでは?今回は、この時期のモヤモヤをうまく乗り越える方法をご紹介します。
① 適度な運動をする
適度な運動はカラダの巡りを良くしてくれるため、体調の向上が気分の落ち込みを切り替えてくれる可能性があります。なかなかアクティブになれない人は、ゆったりとヨガやストレッチをするのもおススメ。カラダのスッキリ感がココロをアゲてくれることって案外多いんです。
② 新しいことを始める
趣味や学びなど、仕事以外のことだったらやる気になる、という人もいるのでは?そうであれば、あえて新しいことを始めてみましょう。情報の刺激で意識が活性化されると、気持ちのエンジンが回復し、仕事もおっくうではなくなるかもしれません。
③ 充分睡眠を取る
あえて無理をせず、休日は何も考えず充分睡眠を取る、と言う手もあります。ココロが疲れているのですから、自分を責めずに甘やかしてあげることが必要な時もあります。中には、何日か納得するまで眠ったら、自然にスッキリして来た、という人も。
次回は、『美肌に油断大敵!今から始めるべき紫外線対策』です。お楽しみに!