30代はひたすら仕事にいそしみ、アラフォーになってやっと「大変、婚活しなくちゃ!」と動き始めた女性も多いはず。「仕事に夢中で、自分の年齢を考えている暇がなかった…」という人や、「職場に独身の先輩が多いので、つい、まだ大丈夫だろうと思ってしまった」という人もいるかもしれませんね。確かに、今のアラフォーは見た目も若いので、独身を謳歌しているうち、うっかり時が経ってしまった…というのもわからないでもありません。
そうは言ってもアラフォーは、アラサーと違って時間に余裕がありません。「一日も早く子供が欲しい」と焦っている人もいるでしょう。また、「この歳まで独身を頑張ったのだから、スキルの高い男性と結婚しなければ!」と気負ってしまっている人もいます。まるで大学入試や、就職試験のように。
しかし、そうなってしまうほど、幸せのための婚活が、逆に自分を追い詰めてしまうことも。それでは、引き寄せを起こすどころか、空回りしてしまう可能性もあります。
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、そんなアラフォー女性の婚活が、少しでも楽しくスムーズに行くためのヒントをご紹介します。
アラフォー女性が、婚活に成功するための6つのヒント
(1)肩の力を抜き、男性が“ほっと出来る女性”になる
婚活中のアラフォー女性の中には、切羽詰まったオーラになってしまっている女性もいます。しかし、それでは男性がプレッシャーを感じ、引いてしまうでしょう。女性は、男性から見て“ほっとできる人”であることがとても大切なのです。
また、男性を見極めようと警戒心旺盛になり過ぎても、緊張感を与え、「この人はほっと出来ない女性だな」と思われてしまいます。そもそも、男性にネガティブな先入観が多いと婚活はうまく行きません。どんな男性に会う時も、「きっといい人に違いない」を前提に、ココロを開いて行きたいですね。
アラフォー女性の婚活は、むしろ肩の力を抜くぐらいでちょうどいいのかもしれません。焦る気持ちもわかりますが、「急がば回れ」という言葉もあります。その方が、相手にアナタの魅力が伝わりますし、アナタ自身もラクになれるはずです。
(2)自主性を持ち、積極的にアピールする
だからといって、何もかも人任せで、他人事にようにのんびり構え過ぎているのも、ちょっといただけません。すでにアラフォーという年齢は、ただ待っているだけでは、なかなか結婚相手が見つからない年齢です。自ら積極的に動き、自分をアピールしようと努力しなければ、男性の結婚相手の候補にはなれません。
自分のアピールポイントを何も語れないと、相手の印象に残るのは、アナタの第一印象と外見、年齢だけになりますが、それだけではどうしても、若い女性の方が有利になってしまいます。
アラフォー女性には、長年、人間関係で磨いてきたことが何かしらあるはず。ガマン強いことや、面倒見がいいこと、いつも周りを明るくしようとしていることなども、アピールポイントになります。プライベートにおいては、料理のレシピが多い、しっかり貯金をしているなども、若い女性にはない魅力です。一つでも二つでも、自分にしかない魅力をアピールするようにしてみましょう。
(3)“パートナー探し”を楽しむココロを忘れない
「結婚しなければ…!」と焦るばかり、婚活が義務のようになってしまうと、パートナー探しを楽しむどころか“悲壮感”が漂い、かえっていい人とのマッチングを遠ざけてしまうものです。
婚活ほど、様々な職業や経歴の男性と、プライベートで向き合う機会はありません。そこに好奇心を燃やして、いかに出会いを楽しみ、学びに変えられるかどうか。それが、婚活を通じて“成熟した女性”に成長する秘訣です。
「今度はどんな男性と会えるのかしら?」と、ワクワクする気持ちを忘れずに。そうすれば自然に笑顔になれますから、相手にも「ステキな女性だな」と思ってもらえます。どんな人も、楽しそうにしている人には好印象を持ちます。その方が、アナタの幸せも近づくはずですよ。
(4)自分にとって、“今が適齢期”と信じる
アラフォーの婚活は、正直、年齢の壁にぶつかることもあります。でも、それを恐れたり、めげたりしていては、今から結婚することなど到底出来ません。かといって、「もっと若いうちから婚活していれば…」と悔やんでも、全く意味がないでしょう。
では、どうすればいいかというと、人が何と言おうと“今が適齢期であること”を信じることです。自分にとっては今がベストであると、強いココロを持つようにしましょう。
ただし、一方で、冷静に年齢を受け入れることも必要になります。若い頃のような“男性への理想”にこだわってしまっては、いつまでも相手が見つからない可能性があるからです。
(5)男性の“年齢の幅”を広げる
一般的に女性は、「結婚相手との年の差があってもせいぜい5歳ぐらい」と思いがちですが、男性側は、かなり年下の女性を希望する傾向があります。ですので、同世代ばかりに目を向けるより、一世代年上の男性も対象内にしておいた方が、結婚が現実的になります。
そして、社会で仕事を頑張って来た女性にとっては、それぐらい歳の差があった方が、精神的にバランスが取れる可能性があります。女性にプライドがあっても「可愛いなあ」と思ってもらえるかもしれません。
また、初婚だけにこだわり過ぎるのも、結婚相手の範囲を狭めてしまいます。場合によってはバツイチの男性の方が、経験豊富故に、器が大きい可能性もあります。
アラフォーの婚活は、とにかく、“とらわれないこと”が成功のカギです。価値観や了見を広げれば、思わぬ幸せが待っているかもしれません。
(6)人生には“意外な幸せ”もあることも想定する
年齢がアラフォーともなれば、「自分のことはよくわかっているわ!」と思いがちですが、果たしてそうでしょうか。いくつになっても自分のすべてはわからない…それが人間なのではないでしょうか。
理想と思っていた男性とはうまく行かず、イマイチと思っていた男性の方が自分にはぴったりだった、と結婚してから気づく人も多いものですよ。
人間の思い込みは、例え自分のことであっても案外当てになりません。理想は、あくまで理想。それとは別に、人生には“意外な出会いや幸せ”がやってくる可能性が大いにあるのです。
そのためには、「こうでなければ…!」というこだわりを持ち過ぎないことが大切です。そして条件に囚われ過ぎるより、相手から感じる安心感や、ココロが通じる瞬間を大切にしてみて下さいね。
如何でしたか?
アラフォー女性の婚活は、意思や、気持ちのバランスを取って行くことがとても大切です。焦り過ぎたり、気負い過ぎたり、こだわりすぎたり、人任せにし過ぎたり、といった、つい「〇〇し過ぎる」自分をうまくコントロールしたいですね。
そのためには、ストレスを溜めない工夫も必要です。深刻になりそうになったら、あえて趣味やスポーツを行ったリ、美味しいものを食べたりと、上手にストレスを解消しつつ、幸せを目指して婚活して行きましょう。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ、しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー 他。