【 写真 霊島金華山（宮城県）】
アナタは、今年の夏休みをどう過ごされますか？遠方への旅行もステキですが、「今年は近間で元気を回復したい…」という方もいるでしょう。そんな方におススメなのが、南東北のパワースポット。行くだけで、地場が持つエネルギーが疲れた心身に活力を与えてくれます。そして、パワースポットの中心には神社がありますから、この機会に“開運祈願”をされては如何でしょう。
婚活中の方は、時には“婚活疲れ”を起こすこともありますよね。それをそのままにしておいては、良縁の引き寄せも停滞してしまいます。そんな時ほど、パワースポットで元気をもらい、気持ちを切り替えるといいですね。気分をリフレッシュすれば、また新たなご縁が動き出すことでしょう。
そこで今回は、プロのヒーラーとしても活躍する“しあわせ研究家”の筆者が、身近な“南東北のパワースポット”をご紹介します。実は東北は“秘境”とも言える本格的なパワースポットの宝庫。「そうそう、あそこがあった！」という人もいると思いますし、灯台下暗しで「行ったことがない…」という人もいるかもしれません。どちらの方も「この夏、パワーが欲しい！」と感じたら、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。
金華山 黄金山神社（宮城県・石巻市）【金銀財宝の神が宿る、開運パワーの“霊島”】
牡鹿半島の沖合に浮かぶ金華山は、東奥三大霊場（出羽三山・恐山・金華山）のひとつ。素晴らしいパワーが漲る霊島です。島内にある黄金山神社は、1250年前に創建され、金銀財宝を司る金山毘古神・金山毘貴神を奉祀、仙台藩主・伊達家をはじめ、多くの人々の信仰を集めて来ました。三年連続して参拝すると“生涯お金に困らない”と伝えられています。透明度の高い海と、豊かな原生林に覆われた島の空気、神様のお使いである鹿たちが、参拝する人の心や魂を癒し、リフレッシュしてくれます。
これは、ヒーラーである筆者の見解ですが、金華山のパワーは決して金運だけではありません。幸福の女神である弁財天様、そしてご縁結びに強い大黒様、更に、島のお祭りにも登場する龍神様…どの神様も活き活きと活動され、最強のタッグを組んでおられるのが特徴です。霊力においては“最強クラス”かもしれません。
震災後は、しばらくは船便が減ってしまったようですが、今は、女川や鮎川発着便が各種復活しています。「ここ数年行ってない」という人も、「行ったことがない！」という人も、ぜひ運気アップを叶えに訪れてみてはいかがでしょう。
鹽竈（しおがま）神社 （宮城県・塩釜市）【塩のパワーでネガティブを浄化、幸福に導く神社】
鹽竈神社は、古くから陸奥国一之宮（地域で最も権威のある神社）として、朝廷や大名を始めとする多くの人々の崇敬を受けて来た神社。地元では「しおがまさま」と親しまれています。創建は奈良時代と言われ、主祭神のシオツチオヂノカミ（塩の神・安産の神）を別宮に、左右宮には、武運・国家安泰の神とされるタケミカヅチノカミ（剣の神）・フツヌシノカミ（雷の神）をお祀りし、日々、多くの人々が御神恩を得ています。塩・剣（邪を断ち切る剣）・雷とくれば、何と言っても浄化力。そのため、神社の境内も、キリリと清々しいパワーに満ちています。ネガティブや悪運を断ち切り、ポジティブに、前向きに開運したい方、幸せに向かいたい方に、おススメの神社と言えるでしょう。
また、“ご縁結び”にもご利益があると口コミが。実際に筆者のご相談者にも、鹽竈神社に良縁を祈願して参拝を続け、“運命のパートナー”と出会い、更に境内でプロポーズされ、遂に結婚式も挙げた女性がいます。シオツチオヂノカミは、“導きの神”とも言われるため、“幸せな良縁に導いてくれる”とも考えられます。神社のお膝元である“塩釜”は、新鮮な海産物による“お寿司”が有名な地域。神社の参拝後は、美味しいお寿司に舌鼓を打つのもいいかもしれません。
湯殿山 湯殿山神社 （山形県・旅籠町）【幸せな人生に“生まれ変わる”、日本随一の秘境スポット】
湯殿山神社は、修験の霊山・出羽三山の奥社にあたる、1400年続く超秘境パワースポット。日本でも稀なる“ご神体”を拝することが出来る神社として、本物の“自然崇拝”を現代に伝えています。また湯殿山は、生まれ変わりの“再生”を司る山でもあり、未来の幸せに向け「生まれ変わりたい！」と願う人に、大いなるパワーを与えてくれます。また、主祭神であるオオナムヂノミコトは、縁結びで有名な“大国主大神”の若き御名であることもあり、良縁に恵まれた方が多数おられます。
神域で“見たもの”を決して語っていけない（写真撮影も神域は不可）“言わずの山”の掟を今も守り続けているため、あまり詳しく情報は書けません……。しかし、どんな方をお連れしても、「日本広しといえど、こんな凄い場所は見たことがない！」と驚かれます。そして必ずといっていいほど、参拝後に嬉しいご利益をいただかれています。
実は、筆者の夫は出羽三山で修行する山伏です。湯殿山では滝行などを行い、毎年素晴らしいパワーをいただいています。まだ参拝されたことがない人は、ぜひ一度行かれてみて下さい。出羽三山は東北が誇る最大のパワースポット、きっと東北人であることを誇りに感じていただけることでしょう。
伊佐須美神社 （福島県・会津美里町）【人生の迷いを祓い、“進むべき道”を示してくれる神社】
“会津の聖地”と呼ばれる伊佐須美神社は、明神大社・岩代の国一之宮として1400年の歴史を誇る格式の高い神社。日本の国土を産んだ夫婦神、イザナギノミコト・イザナミノミコトが主祭神として祀られています。ご利益は多岐に渡ると評判ですが、“災いからの守護”や、“縁結びの神”としても、多くの人々の崇敬を集めています。
また、伊佐須美神社の神々は、人生の選択に迷った時、正しい方向を示してくれると言われています。それは神社が、磐梯山（動）と明神ケ岳（静）、二つの対照的なパワーの山の間にあり、それぞれを“祖山”と崇めていることにも由縁していそうです。それだけでも、特別なパワーがある場所だということがわかりますよね。何かと“選択事”の多い婚活中の方には、まさにぴったりのパワースポットではないでしょうか。
こちらの神社は、現実的な願い事を一つだけ叶えてくれます。参拝する方はぜひ心を整えて、一番叶えたいことに絞って祈るようにしましょう。
【筆者略歴】
珠艶（じゅえん）1963年生まれ。しあわせ研究家／コラムニスト／ヒーラー／美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。
