友達の結婚式に出るたびに、ため息をついている人はいませんか?どんどん幸せを掴んで行く人と、いつまでも幸せになれない人、その違いはどこにあるのでしょう?
“結婚という幸せ”を掴める人は、幸せになれるチャンスやタイミングを逃しません。一方なかなか幸せを掴めない人は、チャンスをことごとく逃してしまうのです。
例えば、アプローチしてくる異性がいても、ちょっとした欠点を気にして断ってしまったり、意中の人に“気がないフリ”をしてしまったりと、とにかく真っ直ぐ行きません。「この人でいいのかな…」と考えているうち自然消滅させてしまったり、折角うまく行っていたのにもかかわらず、幸せになる直前で関係を壊してしまう人もいます。
「それってわたしかも…」と思う人もいるかもしれませんね。そうなってしまうのは、本人もなかなか気付けないような、“根本的な原因”がありそうです。
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗ってきた“しあわせ研究家”の筆者が、幸せを掴める人と、なかなか掴めない人、それぞれの意識の底にあるものを分析してみました。
幸せになる人は、“幸せな人生”を信じている
幸せを掴んで行く人は、基本、“幸せな人生”を信じています。逆に、自分が不幸になることはあまり想像していません。ですので、どんな努力をしても、カッコ悪いことをしてでも、幸せになろうとするのです。そんな人は当然、チャンスを逃すようなことはしません。プライドやこだわりだって、幸せのためなら捨てることが出来るのです。
一方、なかなか幸せを掴めない人は、幸せになることより、自分のプライドやこだわりを優先してしまいます。だから、折角のチャンスも逃してしまうのかもしれません。
なかなか“幸せを掴めない人”の特徴
(1)幸せになることを“遠慮”してしまう
なかなか幸せを掴めない人の中には、周りの人や友達も幸せでない、という人がよくいます。そんな人は、「わたしだけが幸せになっては申し訳ない」と思っていないでしょうか。
そんな人が幸せを掴むためには、まずは自分が幸せになって、周りや友達にも「幸せのおすそ分けをしてあげよう」と思うことだと思います。幸せって実は連鎖するもの。自分の幸せは、周りのためでもあります。仲間の一人が結婚すると、芋づる式に周りも結婚が決まるってよくあることなのです。
(2)“幸せになる”という変化が恐い
今まで一人だったのが結婚するということは、生活上の変化を受け入れなければなりません。その変化が幸せとわかっていても、そもそも“自分が変わること”を極端に恐れてしまう人もいます。
そんな人が幸せを掴むためには、結婚までに具体的な準備をすること。お付き合いを始めたら、お互いの家を行き来して、家で一緒にご飯を作って食べるなど、結婚後の生活がイメージ出来るような付き合い方をするようにします。婚活ではあまりないケースかもしれませんが、結婚までに一旦、半同棲生活をしてみるのも効果的ですよ。
(3)「大人になりたくない」気持ちが強い
結婚するということは、親から自立して大人になるということ。これを心の底で拒否しているために、異性に積極的になれない人もいます。確かに親であれば、どんなに甘えても大目に見てくれるでしょうし、ワガママであっても守ってくれるでしょう。その保護内にいた方がラク、保護される立場から外れるのが怖い、そう思うが故に幸せを掴みに行けない人もいます。
余談になりますが、親の保護から離れられない人の中には「何をしても達成感が得られない」と悩んでいる人が多くいます。何故なら達成感を得るためには、ゼロから自分で物事を成し遂げる必要があるからです。そんな人ほど結婚した方がいいのでは?一人では自立が難しい人も、二人でなら自立出来る可能性がありますよね。
ただし、「大人になりたくない…」としりごみしているうち婚期を逃してしまわないこと。そして、“親の代わり”をしてくれる人を理想の結婚相手と考えないこと。親のようにしてくれるのはあくまで親だけ。結婚相手は“自立のためのパートナー”と考えておきましょう。
(4)「自分は幸せになれない」と諦めている
「結婚したい!」と口ではいいながら、ココロの中では「どうせ自分は幸せになれない」と諦めている人もいます。“引き寄せ”はその人の本心から起こることが多いので、本音がネガティブではなかなかチャンスに恵まれません。また、そういう人ほど不幸な恋愛をしがちです。その原因の多くは、過去のトラウマや、コンプレックスにあります。思い当たる人もいるかもしれませんね。
このケースの場合、自分で自分に暗示をかけていく作業が必要です。もしご両親の夫婦仲が悪いようなら、「わたしはわたし。親のようにはならない」と思いましょう。過去に異性に傷つけられた経験のある人は、「結婚する人は、自分を受け入れ愛してくれる人」と信じましょう。そうすることで、異性に対する嫌悪感が和らぎ、ご縁の引き寄せが始まる可能性もあります。
ただし、何の努力もせず暗示だけをかけても難しいものです。“自分磨き”をちゃんとした上で、ポジティブな意識を上書きしてくださいね。
(5)「こんな幸せでないとイヤ」という“こだわり”が強い
「こんな幸せでないとイヤだ」というこだわりが強い人も、チャンスを逃してしまいがち。自分の理想が事細かに出来上がり過ぎていて、ちょっと欠けているだけで「この人じゃないかも…」と短絡的な判断を下してしまうからです。
そんな人は、一度肩の力を抜いてみましょう。そして、「本当の幸せは、自分の想像と違う場合もある」ということを受け入れてみて下さい。自分で自分のことをすべてわかっている人などいませんから、アナタも、もっと自由になるべき。“運命のサプライズ”を楽しめる人になってみませんか?
筆者自身も、今まで想像もしていなかった相手と結婚し、全く想像することのなかった幸せを掴んだ一人です。だからこそ人生は面白い。素直に運命に身を任せれば、常に新しい自分を発見出来ます。そのように人生を楽しむためには、出来るだけストライクゾーンを広げておくといいでしょう。
如何でしたか?
今回ご紹介したように、自分のココロにブレーキを踏むものが多いと、真っ直ぐ幸せを掴みに行くことが出来ず、折角のチャンスやタイミングを逃してしまいます。アナタは思い当たることがありませんでしたか?
もしアナタに、ブレーキが沢山ありそうなら、まずはブレーキを半分以下にしてみましょう。それだけでも、まずは自分がラクになるはず。そしてきっと、「うまくいかない」が「うまくいく」に変わって来ることでしょう。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。