婚活パーティやお見合いでお互いの相性が合ったら、次はいよいよ初デート。恋愛経験の少ない男性の中には「どうしたらうまく行くんだろう…!」と密かにドキドキしている人もいるのではないでしょうか。
アナタがもし、相手の女性を気に入ったとしても、初デートをすべらせてしまっては、それだけで関係が終わってしまう可能性も。そんな悲劇にならぬよう、デートのマナーや、女性を喜ばせるコツ、次につなげるポイントなどは最低限知っておきたいものですね。
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た、“しあわせ研究家”の筆者が、初デートで失敗しないために、男性がおさえておくべき秘訣を具体的にご紹介します。これから婚活パーティへの参加や、お見合いを控えている方はぜひチェックしておいてくださいね!
初めてのデートは、男性から誘う
女性と連絡先を交換したら、出来れば2~3日以内にデートのお誘いをするのがベスト。やはり男子たるもの、自分からデートのお誘いをしましょう。特に恋愛経験が少ない女性は、「男性から誘われるもの」と信じている人が多いのです。
「週末、よかったら僕とデートしていただけないでしょうか?」という単刀直入な申し込みもアリですが、ちょっと恥ずかしい…と思う人は、「今度の日曜日、よかったら二人で出かけませんか?この間お会いして、もっと話してみたいと思いまして…」という感じがさりげないかもしれませんね。
女性から「行きたい場所」や「好きな食べ物」を聞いてコースの参考にする
デートを成功させる最大のコツは、“女性を喜ばせること”。そのためには、事前に相手のニーズを聞いておくとうまく行くでしょう。「〇〇さんは出かけるなら、街中と、自然がある場所とどちらがいいですか?」「食事は、〇〇さんの好みに合わせたいと思っているのですが、食べるものでお好きなもの(もしくはきらいなもの)はありますか?」などと、希望を確認してからコースを考えれば間違いありません。
仮に「わたしにはわからないので…お任せします」と言われた場合は、「では、僕が考えて週末にでもご提案しますね」などと答えておき、プランを考えます。その時はどんな女性でも喜びそうな、無難なデートを企画すればOKです。
プランをいくつか考え、女性に選んでもらうのも一手
デートのコースはその場の思い付きではなく、ある程度事前に決めておくようにします。何故ならその方が、女性も安心してくれるからです。
もし、半日以上時間があるようであれば、水族館、遊園地、美術館、動物園、風景の名所などをコースに入れてみるのもおススメ。何故なら、出会って間もない段階では、二人で何かを見たり、したりした方が、話題が作りやすく会話に詰まる心配がないからです。また今の季節なら、“紅葉の名所”に出かけてみるのもいいですよね。提案する時は、2~3アイディアを出して、女性に選んでもらえば間違いありません。
ただしこの時、注意しておきたいのが天気予報です。例えば、雨なのに紅葉見物を計画しても意味がありませんよね?天気が不安定な場合は、建物の中のデートも代替えとして考えておくなど、配慮をしておきましょう。
また、デートで映画を観る、というのも一般的ではありますが、その場合は、“女性の観たい映画”に付き合う方が無難です。映画を観る時間は意外と長いので、趣味が違うと女性をげんなりさせてしまう可能性もあるからです。
もし、食事のみのデートであれば、夜景がきれいなレストランや、眺めの良い場所、内装がステキなお店などを選ぶと女性に喜ばれます。
レストランは、出来るだけ予約しておく
初デートのディナーは、事前にお店を予約しておくのがベスト。お店が決められずに長時間歩いたり、人気店だからと行列に並ばせたりしては、女性によってはゲンナリしてしまうかもしれないからです。「女性が喜ぶお店をよく知らない…」という人は、“食べログ”や“地元情報誌”などを参考に選ぶといいでしょう。
当日は、男性も出来るだけ“おしゃれ”をする
例え普段着で行くような場所であっても、ヨレヨレの洋服や、汚れた服で行くのはいただけません。欲を言えば、男性も婚活中ならデート用の普段着を新調するのがベストでしょう。また、床屋や美容室で髪型を整え、お風呂でカラダを清潔にし、口臭なども予防しておくのも大切です。
解りやすい場所を“待ち合わせ”に選び、女性より早く行くようにする
待ち合わせは、出来るだけ“解りやすい場所”を選ぶようにしましょう。駅の改札や、ランドマークになるようなビルの前、目印になるカフェなど、女性が迷わずに来れることを配慮してあげてください。
そして、出来る限り男性が先に行き、女性を待っていてあげること。特に雨天時に女性を待たせるのはタブー。デートの遅刻は、余程の理由がない限りは厳禁です。
終始“笑顔”を心がけ、女性の“聞き手”に。“歩く速度”にも注意を!
デート中は、笑顔を心がけましょう。そして、自分の話をするだけでなく、女性の話をよく聞くようにします。女性は、相手に沢山話を聞いてもらえると「一緒にいて楽しい」と感じるからです。
また、男性が見落としがちなのは、“歩く速度”です。男性は女性に比べ歩く速度が速く、つい、女性を置いてきぼりにしてしまいがち。女性はデート時にハイヒールを履いていることが多いので、男性のように早く歩くことが出来ません。サッサと先に歩いてしまう男性を、女性はストレスに感じることが多いですから、くれぐれもご注意を。
食事のマナー、飲酒の量に気をつける
食事のマナーは、その人の品格が表れます。ズルズル・くちゃくちゃ音を立てて食べたり、口にものを入れたまましゃべったりすることのないよう、気を付けるようにして下さい。
また、初デートからお酒を飲み過ぎ、悪酔いしてしまうのはタブーです。初デートでは、食事の後、女性を送って行くことも想定して、飲み過ぎに注意してくださいね。
男性から誘ったデートは基本、男性が払う
男性から初デートに誘った場合、食事代などは男性が払うようにします。もし女性が、「いえ、わたしも払います!」と言ったとしても、「今日はご馳走させて下さい」とスマートに行きましょう。うっかり予算オーバーになってしまっても困らないように、お金は余分に持って行くようにしましょう。
年齢が近く、しかもお互いに若くて、女性もしっかり仕事をしている場合であれば、慣れてきたら“割り勘”もアリかもしれませんが、男性の方が年上で、しかもある程度の年齢の場合、女性に払わせてはカッコ悪すぎます。お金にケチな男性は、それだけでお断りの原因に。
デート後は、女性を可能な場所まで送る
デート後は、女性の安全を考えて出来る限り女性を送るようにします。ただし、初デートでは、女性がまだ家を教えるのに抵抗がある場合も。初デートではあらかじめ、「帰りは心配だから送りたいのですが、どのあたりまでだったら大丈夫ですか?」と聞いておくといいでしょう。そうすれば「家族が迎えに来るから、バス停までで大丈夫です」「駅からは車なので、改札までで大丈夫です」などと、女性の方から希望を言ってくるはずです。
「楽しかった、ありがとう」を忘れずに
デートで最も大切なのは、別れ際。必ず「今日は楽しかった。ありがとう」と、相手の目を見て御礼を伝えるようにしましょう。間違っても、プイっと後ろを向いてスタスタ歩き出すようなことのないように。デートをロマンティックに締めくくるには「本当はまだ一緒にいたい」という余韻を残すぐらいの方がいいのです。
意中の女性には、「また会ってくれる?」と確認を
最後に、次につなげる一言も忘れずに。「また会ってくれる?」と聞いたり、「今度は〇〇に行こうか」などと提案したり、別れ際は次のデートの話題で締めくくるようにします。そうすれば、次につながるだけでなく、女性を夢見ごごちのまま帰してあげることが出来ます。
そして見送る時は、女性の姿が見えなくなるまで見送りましょう。今日から女性のココロに、アナタの笑顔が焼き付くよう想いを込めて…
如何でしたか?
どんな人も初デートは緊張するものですが、二人のココロが近づくためには、ココを成功させるしかありません。成功の秘訣は、女性を気持ちを尊重し、女性を大切に扱い、不器用であってもエスコートするよう努力することです。
デートは、お互いの好みや性格が解って来たら、だんだん自然体で出来るようになります。ですので、プレッシャーであっても、まずは初回を乗り越えましょう。男性が真摯に努力をすれば、きっと女性も答えてくれるはずですよ。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。