「そろそろ婚活しなくちゃ…」と思いつつ、いつまでも躊躇している人はいませんか?そんな人はもしかしたら、職場の先輩など、既婚者から“結婚に対するネガティブな情報”を聞き過ぎているのかもしれません。
「結婚したいなあ…とは思うんですが、周りからネガティブな話を聞くと前に進めなくなてしまって…」筆者の元には、時折こんなご相談もあります。現在婚活中の人の中にも、「既婚者の愚痴を聞いて不安になったことがある」と言う人がいるのではないでしょうか。
でも世の中には、“結婚で幸せになった人”も沢山いるのです。それが事実なのにもかかわらず、“たまたまうまく行かなかった人”の言葉に惑わされてしまっては、それこそ幸せになることが出来ませんよね?
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た、“しあわせ研究家”の筆者が、独身者が決して真に受けてはいけない、“既婚者の迷惑アドバイス”をご紹介します。人によっては、「しまった!鵜呑みにしていた!」と思うようなこともあるはず。アナタも自分の幸せのため、この機会に是非チェックしておきましょう!
迷惑アドバイス① 「結婚なんて苦労が多いだけよ」
こんな発言をしてアナタを不安にさせている先輩はいませんか?しかし、それに惑わされてしまっては、アナタ自身が幸せを逃してまうことになってしまいます。
果たしてその先輩のご夫婦は、円満になるための努力を本当にしているでしょうか?日々コミュニケーションを取り、夫婦が理解し合えるよう向き合っているでしょうか?おそらくは、そのような努力が足りていないはずです。それに、どんな相手であっても、選んだのはその人の責任ですよね?
それなのに、独身者に夫や妻の愚痴を聞かせ、「結婚なんて苦労するだけ」と一方的に極論付けるのは、他人の幸せを考えない“自己中心的行為”です。
自分がうまく行かないからと、他人にネガティブなおせっかいをする人は何処にでもいます。もし、アナタが幸せになりたいなら、そんなアドバイスは聞き流してしまうこと。「わたしはわたし、先輩のようにはならない」と思うようにしましょう。
迷惑アドバイス② 「結婚したら、男(もしくは女)は変わってしまう」
このような発言をする人がいるのは、恋愛中、相手に気に入られるためにしていた“リップサービス”や“プレゼント”を、結婚するとしなくなってしまう人もいるから。これは特に、恋愛結婚に起こりやすいことかもしれません。
ただそれも、本当に人によりますので、鵜呑みにしてはいけません。筆者もそうですが、むしろ結婚後の方が「パートナーから大事にしてもらえるようになった」という人が多いのも事実なんです。そのような人はノロケ話になってしまうため、あえて口にしないだけでしょう。
また、出逢いのきっかけが“お見合い”であれば、結婚してから恋愛が盛り上がる感覚なので、「結婚後、急に相手が冷めてしまう」というような心配はいらないかもしれませんね。
迷惑アドバイス③ 「結婚したら自由がなくなるぞ」
これはアドバイスと言うより、“無いものねだり”の発言。結婚で幸せを手に入れたのに、更に独身のような自由も欲しい、といった贅沢な“ワガママ”です。その証拠に「自由がない」と嘆いている既婚者が、それを理由に離婚するかと言ったら、殆どの人がしないですよね。
常に「昔はよかった」と後悔している人っているものです。独身時代は“寂しさ”を感じていたくせに、結婚すると今度は「自由がない」と言い出す。そんな人の話をまともに聞いていては、アナタも後悔だらけの人生になり兼ねません。
また、最近結婚する夫婦は殆どが“共働き”のため、むしろ結婚することで経済的に潤い、やりたいことが出来るようになる人が多いです。このように、今の結婚事情は一昔前と大分違いますから、「先輩のアドバイスがハマるとは限らない」と思っていた方が賢明です。
迷惑アドバイス④ 「30代のうちは、出来るだけ遊んでおけ」
世の独身男性の中には、先輩のこんなアドバイスを鵜呑みにしてしまっている人も。しかし、それが多くの男性に“将来の不幸”を招く可能性があることを知っていますか?
30代のうちは遊んで、アラフォー以降に若い女性と結婚出来る男性は、恋愛の場数を数多く踏んだ“モテ男”だけ。もし、恋愛に不慣れな男性が、30代、恋愛というより趣味に明け暮れ、中年を過ぎてから慌てて婚活したとしましょう。それでは理想の女性はおろか、適齢期の女性から望まれず、パートナー探しは確実に難航するでしょう。
このような発言の意図は、恋多き男性が「俺、凄いだろ?」と自慢したいだけか、既婚男性が「もっと遊んでおけばよかった」とワガママを言いたいだけのどちらかです。その人たちに「30代のうち遊んでいて、もし結婚出来なかったらそれでもいいのですか?」と聞いたら「それは困る!」と言う人の方が多いでしょうね。つまりは、アナタの将来を本当に考えてくれてのアドバイスではない、と思った方がいいのです。
如何でしたか?
「先輩の話を、結構鵜呑みにしていたかも…」と思った人もいるのでは?それはかなりキケン!直ちに幸せに向け、意識を切り替えて下さい。
結婚で幸せになるかならないかは、本当に自分次第なんです。どんな相手を選び、自分もどんな志をもって結婚生活を送るかで、天と地ほど変わります。ですので、うまく行っていない人や、不満の多い人の意見は、反面教師になっても参考にしてはいけません。
結婚は、心がけ一つで大きな幸せを得られます。そのためには、お互いを思いやり、大切にして、いつも感謝を忘れないことです。そんな幸せを掴むためにも、他人のネガティブな意見には惑わされないようにしましょう。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。
■ 秋におススメの『癒しのクラシック』~印象派編~
芸術の秋、アナタもクラシック音楽を楽しんでみませんか?環境音楽や、ヒーリングミュージックの基礎となった「印象派」の音楽は、堅苦しくなく聞けてリラックスタイムにおススメ。TVCMや、カフェのBGMなどにもよく使われています。今回もどなたにも親しみやすい名曲ばかりをご紹介。
① サティ作曲 「3つのジムノベティ」
環境音楽ブームでお馴染みになった、エリック・サティの音楽。独特の宇宙感が、聞く人のココロをファンタジックな世界に誘ってくれます。代表作の「3つのジムノベティ」は、淡々と落ち着いたメロディが心拍数を整えてくれるため、安眠に導いてくれる効果も。一般的にはピアノで演奏されますが、オーケストラ用にアレンジされたものも。
② ラヴェル作曲 「ピアノ協奏曲ト長調 第二楽章」「亡き王女のためのパヴァーヌ」
「ボレロ」で有名なモーリス・ラヴェルの音楽の中には、ゆったりと気持ちを癒してくれる名曲もあり、「ピアノ協奏曲ト長調 第二楽章」もそのひとつ。ピアノとオーケストラの静かな対話が、波打つようにココロに響き、疲れた気持ちをほぐしてくれます。「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、哀愁を帯びた癒しのメロディが印象的。秋の夜長、物思いにふけりたい時に如何でしょう。
③ ドビュッシー作曲 「アラベスク第一番」「月の光」「亜麻色の髪の乙女」「夢」
光と影を表現する、クロード・ドビュッシーのピアノ曲。特にこの4曲は、どなたにも耳にしやすい名曲でしょう。舞い散る落ち葉が目に浮かぶような「アラベスク第一番」、ロマンティックな月夜を想わせる「月の光」、清純な乙女のように心が洗われる「亜麻色の髪の乙女」、夢想の世界を漂うような「夢」、どの曲も秋のリラックスタイムにぴったりです。