男性に「マリッジブルー」が起こったら?乗り越え方と女性の対応策

“マリッジブルー”と言えば、結婚を控えた女性に起こるものと思われがちですが、実は男性にも起こります。

「いよいよ結婚!」となってから急に現実的なことを考え始め、「本当に大丈夫なのだろうか?」と、将来への不安が膨らんでしまうからです。

人によっては、プレッシャーに耐えられず、結婚から逃げたくなってしまう人もいます。そんな事態を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は、“しあわせ研究家”の筆者が、最近増えつつある“男性のマリッジブルー”の原因と、起こりうるコトをご紹介するとともに、乗り越え方と、パートナーの対応策、男性が事前に出来る予防法をご提案します。

男性版“マリッジブルー”の主な原因

(1) 責任のプレッシャー

「彼女を守ってあげたい!」という思いから結婚を決意する男性は多いものですが、逆に「本当に守れるのだろうか…」という不安が膨らみ過ぎて、マリッジブルーになってしまう場合があります。

例えば、本人たちは良くても、親とうまくやれそうにないと、「自分には守れないかもしれない…」と過剰なプレッシャーを感じてしまう男性もいます。

男性にとってのマリッジブルーは、ある意味“男の責任感の裏返し”なのかもしれません。

(2) 経済的プレッシャー

結婚が射程距離になって来ると、急に経済的なことを考え、ロマンティックな状態から我に返ってしまう男性もいます。

結婚式や、新生活にかかる費用、出産や教育費など、共働きであっても「経済に関しては最終的に責任を負わなければならない…果たして自分にやり切れるのか?」そんなプレッシャーが“マリッジブルー”を引き起こすのです。

また、今までお給料を趣味に投資するなど、自由に使って来た男性が、「自分に小遣い生活が出来るのか?」と不安になり、“マリッジブルー”に陥ってしまう場合もあります。

(3) 「本当にこの人でいいのか?」という不安

「一度結婚したら後戻りが出来ない」実は男性の方が強くそう思っているかもしれません。だからこそ“マリッジブルー”になりやすい、とも言えるのです。

「結婚したら引き返せない」と思うばかりに、結婚目前で、好きな面より、急に“お互いの違い”が気になるようになる人も。その不安が大きくなると「本当に彼女を好きなのだろうか?」と自分の気持ちに疑問を抱くようになってしまいます。

(4) ライフスタイルが変わることへの不安

一人暮らしが長い男性や、実家暮らしで“自分の部屋”を好きにしていた男性が、結婚で夫婦二人の新生活に。ココに大きな不安を感じてしまう男性もいます。

主な不安の原因は「“自由に出来なくなること”に耐えられるか」ということ。そのことで「自分を保てなくなってしまうのでは?」と不安に陥ってしまうのです。

“マリッジブルー”で起こる男性の変化

(1) 一人の時間が必要になる

“マリッジブルー”に襲われると、男性は、今まで以上に“一人の時間”を作りたがります。

多くの男性は、一人で自分と向き合わないと、落ち着いて大事なことを考えることが出来ないからです。

(2) 精神的に不安定になる

彼女と一緒にいる時、ちょっとしたことでイライラするようになってしまう人も。

女性が嬉しそうに結婚準備を進める姿を見て、「自分がこんなに悩んでいるのに、どうしてそんなに気楽なんだ!」と不満が募ってしまうからです。

(3) ストレスで体調が悪くなる

症状が悪化すると、ストレスで体調を悪くする男性もいます。頭痛・胃痛・腹痛・肌荒れなどはよくあるサインかもしれません。

結婚前にそれらを訴えるようになったら、「マリッジブルーかも…」と気を付けてあげた方がいいでしょう。

(4) 彼女以外の人と、ストレス発散しようとする

今まで毎週のようにデートをしていたのに、急に「友達と出かける」「一人で出かけたい」と言い始める人もいます。「仕事が忙しい」とデートを避けるようになってしまう人も。

それは、一旦結婚から離れて気分転換を図り、プレッシャーによるストレスを発散したいからなのです。

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男性が“マリッジブルー”を解消するためには?

(1) 「誰にでも起こるもの」と考えるようにする

「ここまで来て、こんなことになってしまうなんてカッコ悪い…」と自分を追い込んでしまっては、益々自信を失い、決していい結果にはなりません。

“マリッジブルー”は重い・軽いはそれぞれでも誰にでも起こりうることなのです。あまり重く受け止め過ぎず、「落ち着いて解決すれば大丈夫」と思うようにして下さい。

(2) 不安を打ち明ける

一人で不安を抱え込まず、パートナーである彼女に相談してみては如何でしょうか?

男性が女性に不安を打ち明けるのは、勇気がいることかもしれませんが、ココをどう支えてもらえるかで、二人が今後、いい夫婦になれるかどうかを見極められるはずです。

また、“お見合いの関係”であれば、まずは、担当アドバイザーやコンセルジュに不安を打ち明け、相談してみるのもいいでしょう。

(3) パートナーと“協力し合えること”を確認する

もしかしたら、不安を解消してくれるのは彼女自身かもしれません。

「夫婦で協力し合えばいいのだ」ということが確認できれば、結婚に対するプレッシャーもかなり軽減するはずです。

現代の夫婦は、男性が女性を丸ごと背負うというより、夫と妻が協力し合うスタイルの方が主流。昔の男性像にとらわれ、極端に負担に感じ過ぎなくてもいいはずです。

(4) “不安以上の幸せが待っていること”に気付く

マリッジブルーになると、結婚に対する不安ばかりが気になってしまうものですが、実際の結婚は、想像以上に楽しい感動や発見があり、達成感も大いにあるものです。

結婚には、デメリット以上にメリットがあるのが真実。二人で力を合わせれば、いくらでも幸せを作って行けるのです。それに、家庭を持つことは何より自信を与えてくれますから、男性を益々“ステキな人”にしてくれます。

アナタもパートナーと協力して不安を軽減し、メリットの数々にも目を向けるようにしてみませんか?

彼が“マリッジブルー”になってしまったら?

(1) 干渉せず、そっとしておいてあげる

“マリッジブルー”に悩んでいる男性に、「これってどういうこと?私、本当に結婚してもらえるの?」などと、自分の不安をぶつけてしまうのはタブー。

また、いつもより冷たいからと、「私たちやっぱり合わないんじゃない?」など、ネガティブ発言で男性を試そうとする女性もいますが、これをやってしまうと破談の原因になり兼ねません。

「彼、マリッジブルーかも…」と感じたら、落ち着いて対策を立てましょう。まずは干渉し過ぎず、そっとしておいてあげるのが一番だと思います。

(2) 一人の時間を作ってあげる

男性は、悩んでいる時こそ一人になりたいのです。その時間を作ってあげるだけで、軽いマリッジブルーなら解決に向かう可能性もあります。

「わたしのコト好きじゃないんだ!」などとゴネてしまうのはかえって危険。彼に更なるプレッシャーを与えてしまい、いい結果には繋がりません。

(3) 不安を否定せず、安心させてあげる

もし、男性が悩みを打ち明けてきたら、「そうだよね…不安になるよね」と、まずは共感してあげること。ここで「男らしくない!」などと思っては逆効果でしかありません。

「沢山考えてくれたのね、ありがとう」と気持ちを汲んであげ、「私も頑張るから大丈夫」と一つ一つの不安に“安心”を与えてあげるといいでしょう。

例えば、「私も仕事を続けて行くね」「それぞれの部屋を持つのもいいわね」「お義母さんと仲良くするよう努力するね」「うまく行かないことは、その都度話し合えば大丈夫」などといった一言が、男性をプレッシャーから救う場合もあります。

“マリッジブルー”を二人で乗り越えることが出来れば、“何でも相談し合える関係”が結婚前から作れます。これは今後、“いい夫婦”になって行くための最初の学びでもあると思います。

男性が“マリッジブルー”を防ぐためには?

(1) 必要以上に見栄を張らない

男性は好きな女性に対し、とかく見栄を張りがちです。しかし、いよいよ婚約となり、結婚の現実と直面した後、それがプレッシャーに変わってしまうことがあります。

例えば、「専業主婦になるのが夢なの」と言われ、それが現実的でないのに「いいよ。俺も家にいて欲しいから」などと言ってしまう。女性を引きつけるために、無理な見栄を張ってしまうと、そのしわ寄せがマリッジブルーを引き起こしてしまいます。

そうなりがちな男性は、お付き合いの段階から、出来るだけ本音ベースで“結婚観”を伝えるようにした方がいいと思います。

(2) 何でも女性に合わせ過ぎない

ついつい女性に合わせてしまい、自分の意見を言えない男性も、婚約や結婚を直前に「やっぱり無理!」となってしまうケースがあるようです。

そうなってしまいがちな男性は、お付き合いの段階から、自分の意思や考えをちゃんと伝え、相手にわかってもらうよう心掛けて下さいね。

(3) 「まずは二人で始めてみよう」と思うこと

結婚は人生の重大イベントではありますが、それを重く捉え過ぎてしまうと、マリッジブルーになりやすくなってしまいます。

結婚は、あくまで“始まり”です。お互い最初から完璧でなくていいし、夫婦で話し合いながら、少しずつ“自分たちらしい家庭”を作って行ければそれでいいのです。

男性にとっては難しいことなのかもしれませんが、少し意識のハードルを下げてみるのもいいかもしれません。「まずは二人で始めてみよう!」と気楽に考えるのも必要ではないかと思います。

如何でしたか?

男性が“マリッジブルー”を乗り越えるためには、パートナーである女性とよく話し合い、お互いの“結婚観”のすり合わせをすることが必要でしょう。

女性にとっても、殻に閉じこもってしまわれるより、その方がずっと有難いのです。

一人でプレッシャーに悩まず、こんな時こそパートナーに甘えてみる。それは、決して“カッコ悪いこと”ではないと思います。

「彼女に相談したら、結婚生活を想像以上に柔軟に考えてくれていたので、気持ちが楽になりました」という男性もいます。

もしかしたらアナタも、彼女の良さが改めてわかるかもしれませんね!

余談ですが、女性とお会いになる際はご自身の外見に関しても最低限気を配るようにしてくださいね。
女性は清潔感をいつも見ているので、清潔感チェックシートを参考にしていただいて、内面のみでなく外見でも自信を持って出かけましょう!

清潔感チェックシートのダウンロード

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ 「彼女を本当に好きなのか?」と自分を疑った時の対処法

マリッジブルーになると、彼女の「不安な面」ばかりが気になり、自分の気持ちを疑うようになる男性もいます。しかし、もし破談にしてしまったら、今度は「いい面」ばかりを想い出すようになり、後悔にさいなまれることも。そんな悲劇にならぬよう、今回は対処法をご紹介します。

① 「完璧な人間などいない」と思うこと

「もっといい人がいるかも…」と思ったとしても、実際は、欠点のない人などこの世にいません。一度「結婚してもいいな」と思えたのであれば、欠点があったとしても、その人がベストである可能性が高いのです。

② 「違いもいつか好きになれる」と思うこと

恋人であっても、夫婦であっても、違う人間同士。これが人間関係の基本です。でも、結婚して長年連れ添えば、その違いにも情が移り、愛おしく感じるようになります。それを信じてみることも必要ではないでしょうか。

② 「話し合って行けば大丈夫」と思うこと

何も話し合わないうちから、「うまく行かないのでは…」と一方的に判断するのは少々短絡的と言えます。どうしても気になることがあるなら、愛情をもって話し合いをしてみましょう。多少の価値観の違いは、歩み寄らせることが出来るはずです。

③ 「彼女を失ったら後がないかも」と思うこと

一時の不安に苛まれ、大切な人を逃してしまったら大変!女性に完璧を求めすぎて、結局相手が見つからなくなってしまう男性もいます。アナタもそうならないよう、今、目の前にいる人を大切にしませんか?

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー