「婚活しても、“運命の人”が見つかりません。自分にはきっとそんな人いないんだと思います…」しあわせ研究家の筆者は、そんな切羽詰まったご相談を受けることもあります。
でもちょっと待って!そう決めつけてしまうのは早すぎるんじゃないかしら?
そんなお悩みの方のお話をよく伺ってみると、「それでは、婚活じゃなくても相手がみつからないかも…」と思うようなお話を聞くことも。
もし、「結婚して幸せになりたい!」というのが本心であるなら、今一度、パートナー探しの在り方を見直してみてはいかがでしょう?
ほんの少し、“こだわり”を手放しただけで、運命のパートナーと出逢え、“本物の幸せ”にたどり着けた方って意外と多いんですよ。
そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来たしあわせ研究家の筆者が、婚活を逆転成功させるための“見直しポイント”をご紹介。これは妥協ではなく、“幸せになるための価値観の調整”です。それは運命のパートナーと出逢いたい人にとって、とても必要なコトかもしれません。
アナタも、「相手がみつからない!」と嘆く前に、ぜひチェックしてみて下さいね。
婚活を“逆転成功”させる、見直しポイント7つ
① 相手の“スペック”にこだわり過ぎてない?
結婚相手の見た目や年齢、仕事や年収といった“スペック”にこだわり過ぎて、「相手がみつからない」と嘆いている人もいます。
しかし、いくらスペックが揃っていても、幸せになれるとは限りません。
どんなに見た目がよくお金があっても、“アナタを大切にしてくれる人”でなければ、幸せになるコトは出来ないのです。
幸せになりたいのなら、まず、相手の思いやりや優しさ、誠実さに重きを置いては如何でしょう?それさえあれば、スペックはそこそこでも、充分幸せになれるはずです。
結婚で幸せになった人の多くが、そういった基準でパートナーを選んでいることを、ぜひ独身の方に知って欲しいと思います。
② “女性の扱い方”など、完璧さを求めすぎてない?
ちょっとした欠点や、不器用な面を発見しただけで、「この人はないな」とスグ対象外にしてしまう人がいます。一つの欠点だけですべてを評価してしまうのです。
それでは正直、相手が見つかるワケもありません。だってこの世に、完璧な人などいないのですから。そもそも、自分だって完璧じゃないはずですよね?
一方、婚活を始めてすぐパートナーが見つかる人は、“人のいい所探し”が出来る人です。
積極的に“いい所探し”が出来る人は、余程気になるコトでない限り、ちょっとしたことは大目に見るコトが出来ます。そして「この程度なら、私が協力すれば変わるかもしれない」と思えるのです。
③ 正直、“普通の人”の基準が高すぎない?
「私、理想は高くないですよ!普通の人でいいんですが、普通の人がいないんです」ご相談者の方の中には、「理想が高すぎるんじゃない?」と言われる前にそう訴える女性も。
しかし、よくよくお話を聞いてみると、“普通の人”のレベルが高いのです。年収は500万以上、容姿は俳優の〇〇さんレベル、清潔感があって、最低限女性に対する気遣いが出来る人。ただし、遊び慣れた人もイヤ。
うーん、今まで独身だった男性が、その基準を満たしているとしたら、間違いなくハイクラスのモテ男でしょう。
異性に対する“普通”や“常識”の基準が高すぎる方も、なかなか相手が見つかりません。「私もそうかも…」と思う方は、もう少し、“人の背景”について考えてみるといいかも。例えば、女性とあまりお付き合いをしたことがない男性に、ソツのない気遣いを求めても難しいと思いませんか?
その代わり、女性経験の少ない男性の気持ちをわかってあげれば、その男性は一生、アナタだけを大切にしてくれるかもしれない。
男性を、“女性が思う普通の人”にするのはパートナーの役割です。普通の基準の高い人は「私が普通にしてあげられそうな男性を探そう」と思った方がイイかもしれませんね。
④ “直感”に頼り過ぎてない?
「婚活しても、ピンと来る男性がいない」とおっしゃる女性も多くいます。
「あなたにとって“ピン”とはいったい?」と伺うと、「初対面でドキドキしたり、ステキ!って思えること」とおっしゃる方が多いですね。
しかしそのような女性は、もし恋愛なら、既婚者かダメンズを好きになりやすい人だと思います。
妻が夫の身なりを管理しているからこそ、既婚者はステキに見えるワケですし、女性をゲットする能力ばかり長けているからこそ、ダメンズは一見魅力的。
あまりに直感頼りの人は、勘違いもしやすい。結婚相手を探すとなると、実は危険がいっぱいなのです。
結婚は一生のコトなのです。直感も大事と思いますが、一瞬の判断より、何度も会って人柄をよく感じるコトがもっと重要。むしろ、初対面はイマイチでも、デートを重ねるたび、じわじわ良さがわかる男性の方が、長く幸せになれるかもしれませんよ。
⑤ “傷つくこと”や“失敗”を恐れ過ぎてない?
「コンタクトして来る男性が、ことごとく好みじゃないんです…」とおっしゃる女性もいます。
「それなら、待ってるだけじゃダメですよね?」とお答えすると、「でも、自分からアプローチして断られたら嫌だから」と。
これは、“絶対傷つきたくない”というこだわり。きっとプライドが高く、反面、傷つきやすいのでしょう。
しかし、噛み合わない方法をずっと続けていても、おそらく相手は見つかりません。もし、自分の好みがはっきりしているのなら、やはり勇気を出してコンタクトしてみるべきでしょう。
もし仮にお断りされたとしても、決してアナタが悪いワケでも、自分を否定されるワケでもないのです。それは、ただ単にニーズが合わないだけ。それに、何人かアプローチしているうち、ニーズの合う男性が出て来る可能性だって大なのです。
「傷つくから」とリスクを避けてばかりいては、いつまで経っても、“自分の思い通りに行かないコト”に対する免疫力が育ちません。
結婚したいのなら、今のうちに免疫力を付けておく手もありますよ。何故なら子育てはもっと“思い通りに行かないコト”の繰り返しなのですから。それに、今ならもし多少傷ついたとしても、コンセルジュやアドバイザーが相談相手になってくれるでしょう。
⑥ 異性に対し素直になれている?
「元々、そんなに結婚したいワケでもないですし」とおっしゃる女性もいます。本当にそうなら問題ないのですが、実は本心からではない方も。
でも、そう言いがちな女性は、男性の前でもどこか強がっているのです。本音を言えば、か弱い本心を察して欲しいのでしょう。でも、残念ながら多くの男性は、素直になれない女性の本音を見抜くことが出来ません。
婚活において、女性が男性の前で必要以上に強がるのは、“百害あって一利なし”と思った方がイイかもしれません。それは、どんな男性も、素直で可愛げのある女性と結婚したいと思っているからです。
「本当は結婚したい」と思っているなら、まずは、自分の“結婚願望”を素直に受け入れましょう。そうすることで、自然と男性に対する態度も変わるはず。アナタ本来の可愛らしさが、ちゃんと伝わるようになるでしょう。
⑦ “現実”をちゃんと受け止められている?
女性の中には40代を越えても、“ステキな王子さまが迎えに来る”といった、夢見る少女のような理想を持っている方もいます。それがいけないとは言いませんが、本気で結婚したいのであれば、あまりに夢見がちなのも問題です。何故なら、現実を見るコトを避けていると、いつまでも理想と現実のギャップに苦しむコトになってしまうからです。
結婚は、一見ロマンティックな契約であっても、実際は、極めて現実的なニーズの一致で成り立つもの。しかし、そこには確かな愛があります。例え、見た目が理想の王子様でなくても、アナタを愛してくれる男性こそが、アナタを本当に幸せにしてくれる人なのです。
もしアナタが本当に結婚したいなら、「こうであって欲しい」という願望があっても「それはそれ」と冷静に考えてみませんか?妥協ではなく、確実に幸せになるために。
すでに結婚している女性の中にも、かつてお姫様願望を持っていた女性は多いはずです。彼女たちの中には、夫と仲良くしながらも、好きな芸能人やアーティスト、スポーツ選手などを応援することで、上手にその欲求を満たしている人もいます。それも、幸せのための“賢いバランス感覚”と言えるのではないでしょうか。
見直しポイントは、“過ぎたるは及ばざるがごとし”
筆者は、「相手が見つからない…!」と嘆いている方の中に、“何かが、行き過ぎてしまっている人”をよくお見受けします。
こだわり過ぎ、頼り過ぎ、リスクヘッジのし過ぎ、現実逃避のし過ぎ、といったコトが多いかもしれません。
しかし、“過ぎたるは及ばざるがごとし”という“ことわざ”があるように、物事を形にするためには、偏りを見直し、価値観のバランスを取る必要があるのではないでしょうか。
実際に、受容性が高くバランス感覚のよい人ほど、パートナーが見つかっています。バランス感覚の良い人とは、理想と現実の違い、自分と相手の違い、世の中全体のニーズなどをありのまま受け入れ、うまく中間点を捉えることが出来る人です。
幸せのためには、自分を変えるコトも必要
「ありのままの自分を受け入れて欲しい…」それもわかりますが、その思いは、やはり“成長ありき”、“調整ありき”でないと叶いません。
恋愛であっても、お付き合いしている異性から結婚相手に選ばれるためには、努力も必要ですし、こだわりや囚われを手放さなくてはならないコトだってあります。つまり婚活も、恋愛も、今より器を広げるための学びの場なのです。
これだけは言えますが、誰かと人生を共にするには、“自分を柔軟に調整する力”が必要だと思います。その力を身に付けることは、間違いなくアナタをステキな人にしてくれるコトでしょう。
如何でしたか?
「自分はもう変わらない」と思ってしまっては、一人でいるしかなくなってしまいます。
勿論、結婚だけが幸せではないと思いますし、本当に後悔しないと言い切れるのであれば、一人の人生を選ぶのも素晴らしい選択でしょう。
でもね、結婚で学べることは本当に山ほどあるのです。少なくとも筆者は、結婚によって大きく成長させてもらったと感謝しています。もしずっと一人でいたら、おそらく男性の気持ちなど理解出来なかったと思いますし、ここまで“愛とは何か”を追求することもなかったでしょう。
この素晴らしい経験を、「結婚したい」と思う人が簡単に諦めてしまうのは、あまりに勿体ないコトだと思います。
どんな人も、自分次第で“運命のパートナー”は見つけられると思います。そのためには、勇気を出して“今の自分”と向き合うコトです。それが出来れば、それこそ“縁結びの神様”が応援して下さることでしょう。
パートナーと巡り合う幸せは、今までの苦労が吹っ飛ぶほど素晴らしいものですよ。ぜひ、アナタも体験出来るよう頑張ってみてはいかがでしょうか。
【筆者略歴】
珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。
■ 男性が思う「大人の女性の魅力」とは?
「男性に、年齢だけで裁かれたくない…!」そう思っている女性は多いはず。だとしたら、男性から見ても魅力的な「大人の女性」になりたいですよね?今回は、男が思う「魅力的な大人の女性」のポイントを4つご紹介します。
① 視野が広く、懐が深い
「あの時代の人は、こんな歴史があるから仕方がないわよね」「才能がある人は、逆に出来ないことがあってもしょうがないわね」「若い人が、あんなこと言われたらびっくりしちゃうわよね」など、様々な世代の価値観をニュートラルに受け止める力。それが大人の女性ならではの魅力。
② 自分がしっかりある
様々な価値観を消化しながらも、自分のポリシーがある。「私はこうだから、仕方がないわ」と、自分を受け止めている。頑張っていながらも、ゆるりと力が抜けた感じこそが、男性から見た大人の魅力。
③ 似合うものを知っている
ファッションも、香りも、自分に似合うものを知っている。流行に左右されることなく、似合うものを着こなす。しかも、媚びることなくさり気なく。男性にとってそんな女性はとてもセクシーなのです。
④ 余裕を感じさせる話し方
頭の回転でしゃべるのではなく、ややスローなテンポで話す。人を威圧しない余裕がある。しかも会話の端々に、達観した真理がちりばめられている。そんな女性は、いくつになってもモテるのです。