新時代・令和がやって来ました!
婚活中の方、これから結婚を考える方は、“令和婚”をすることになりますね。「出来れば、記念すべき“令和元年”に結婚したい!」と期待している方もいるかもしれません。
ところで、新時代「令和」の結婚事情は、どうなって行くのでしょうか?
平成は、“昔ながらの結婚観”を改革した時代
平成の30年間は、特に女性の結婚観が大きく変わった時代でした。
女性の人生の選択肢が増え、“自分らしくいられる生き方”を選ぶ女性が増えたのです。その結果「仕事があれば生涯独身でいい」と思う人も珍しくなくなりました。
一方で、結婚を望む女性たちの価値観にも変化が。殆どの女性に仕事があるため、「経済が分担なら、家事や子育ても分担」と、プライベートにも男女平等を求めるようになったのです。
それに対し男性は、変化の波についていける人と、昔の価値観(家事や子育ては女性がするもの)を手放せない人に分かれてしまったように思います。
また、長く続く経済不安などが元で、「結婚はリスク」と考える男性も増えてしまいました。
女性にも似たような現象が。「結婚で苦労したくない」と思う人が多くなり、その分、男性に対する理想が高くなり過ぎてしまったように思います。
そのように平成は、“昔ながらの結婚の常識”をリセットする時代でもあったのです。みんなが過去を反面教師に、様々なリスクヘッジをした時代でありました。
令和は、“結婚の良さ”を見直す時代
しかし、新時代を迎えるに当たり、ここで見直すべきこともあると思います。
それは、安易に“結婚は幸せでない”と考えてしまうことへの、危険性に気付くことです。
結婚は、他人同士が家族となり、多くの愛を育てて経験する貴重な制度です。実際に、家族だからこそ得られる愛が数限りなくあります。
家族を持つからには、我儘だけ、自分勝手だけでは生きられません。人は、そのことによって人間性が磨かれ、大きく成長出来るのです。
また、多くの人にとって孤独は辛いもの。やはり、頼れる人、寄り添ってくれる人、協力し合える人と共に生きる事は、人生に大きな癒しと安心を与えてくれます。
大切なのは、結婚自体を否定するのではなく、“どんな価値観で結婚生活を送れば幸せになれるのか”を見直すことでしょう。ここに、これからの時代のテーマがあるのではないでしょうか。
令和時代は、日本人が「本当に幸な結婚とは何か」を考え、個人個人が実行し、新たな常識を作っていく時代なのだと思います。
令和に、女性が“幸せな結婚”をするためには?
平成時代、一見日本の女性は自立したように見えますが、その多くは表面的であって、精神的にはまだまだではないかと筆者は感じています。
何故ならいざ結婚相手を選ぶとなると、「男性に何でもしてもらいたい」と望む人が未だに多いからです。
しかしその反面、現代の女性はプライドが高くなり、男性に対し素直に可愛くなれない人も多い。それでは男性も「守ってあげたい」「色々してあげたい」とは思えません。
この矛盾の解決が、令和時代に女性が結婚で幸せになるための、一つのキーワードと言えそうです。
① 自分に合ったパートナーシップを見極める
男性に自分以上のものを求め、多くを欲求してしまう。平成時代は、これが多くの女性を結婚出来なくさせていました。
年収・学歴・社会的地位・容姿・気遣い…すべて自分よりも秀でていて欲しい。でも、本当にそのような男性とならうまく行くと言えるのでしょうか?
一番難しく思うのは、“自我”が強いのに「男性に引っ張ってもらいたい」と望む女性が未だにいること。
でも、100%女性の思う通りにリード出来る男性などいないので、自我が強いと、おそらくぶつかってしまうでしょう。
今は、親から大切に育てられ、かつ社会で立場を与えられ、男性以上にスペックやプライドが高くなってしまった女性も多いのです。
そんな女性が落ち着けるパートナーは、何も高スペック男子とは限らないのではないでしょうか。
本当は、抜群に優しく時に女性を立ててくれる、受容力の高い男性の方が有難い人もいるはず。その方が、プライドが保てる女性もいるはずです。
「高スペック男子でないと満足できない」というのも、実は一つの思い込みに過ぎず、結婚後かえって大変になってしまう人もいるでしょう。
つまり、自分に合う人を選ぶには、まず前提として自分をよく見て知ることが大切です。
令和は、本質を問われる時代です。結婚においても“形の理想”を並べるより、「自分らしくいられる相手とは?」「本当に合う人とは?」に目を向けることが重要になるでしょう。
② 過去を参考にせず、新たな“幸せの形”を目指す
女性の場合こと結婚となると、母親の価値観の影響を、いいも悪いも受けやすいと思います。
そのため平成時代は、母親の夫婦生活が幸せでないことから、「結婚に希望が持てない」と思ってしまった人も数多くいました。
でもそれを短絡的に考えるのではなく、もっと時代背景を冷静に見る必要があると筆者は思います。
まず、親夫婦の時代は、家事や育児の女性のワンオペが常識でした。しかも、女性は今ほど仕事を選べません。更に、過去の時代から受け継ぐ、“男尊女卑”も家庭内に色濃く残っていました。
よって「パートナーには本音を言わず、我慢して夫婦を維持する」「夫への不満は本人にではなく、子供や周りに言って解消する」
いいかどうかは別として、そうするしかない女性が沢山いたのです。
しかしこれはもう限界。今は、わざわざそんなことをする必要はありません。何故なら女性にも様々な生き方の選択肢があるのですから。
筆者は令和は、夫婦がもっとニュートラルに話し合い、自分達ならではの幸せの在り方を、夫婦単位で決められる時代だと思っています。
すでに、そうしているご夫婦も多いですよね。何でも話し合い、経済も家庭も平等に協力し合うカップルは勿論、場合によっては、妻が稼ぎ頭となり、男性がおもに主夫を行うことでうまく行っている夫婦もいます。
昨今は、「親や周りがどうあれ、自分たちにとってよければ」と、“過去の夫婦像”に囚われないカップルほど、幸せになっているかもしれません。
親を参考にし過ぎるのも、ある意味、過去に囚われていることになります。お母さんと自分が、すでに違う時代を生きていることを忘れてはならないのです。
令和は、どうしたら幸せな夫婦・幸せな家庭が築けるのかを、若い人の感性で考え実行する時代。親の物差しではなく、自分の物差しで“理想の夫婦”を描くようにしてみましょう。
令和に、男性が幸せな結婚をするためには?
男性の場合も、親御さんからの精神的卒業が、結婚するためのテーマとなろうかと思います。
人にもよりますが、まだまだ「男子至上主義」がある中で育ち、特に母親から大切にされ過ぎてしまった男性が多くいます。
そこに危機感を感じ、早々に自立の道を選んだ男性たちもいるでしょう。
しかし、優しい男性ほど親の気持ちを汲むばかリ、過保護から抜けられなくなってしまっているかもしれません。
でも一歩家を飛び出せば、すでに「男子だから」という理由だけで、女性が我慢する時代は終わっているのです。
これから結婚するには、社会的に強くなった女性を受け止める強さが必要です。そのためにも、“自立した大人の男”になることが求められるでしょう。
令和の時代は、“男性の本当の強さ”を見直す時代でもあると思います。力を行使する強さではなく、男性ならではの包容力を磨き、女性を広い心で受け止めてあげるのです。
それは、現代の女性たちが最も望んでいることかもしれません。男のプライドにかけて、精神力を鍛え、器を大きく広げて行こうではありませんか。
① 家庭においても“男女平等意識”を持つ
すでに今は、女性も社会で活躍するのが常識。しかも、多くの人が結婚後も共働きでないと生活が成り立たたない時代です。
でも、親御さんの時代までは、仕事があっても女性が家事や育児を一手に引き受けるのが一般的と思われていました。
しかしこれからは違います。特に若い世代においては、“家事や育児も夫婦で分担”が常識になりつつあるのです。
余程年収が高く、女性を専業主婦にしても余裕のある方なら別かもしれませんが……。
大きな流れにおいては、仕事だけでなく、家庭内でも益々男女が平等となって行くことだけは間違いありません。
日本の男性がその流れにどれだけついて行けるかが、この先は問われて行くことになるでしょう。
令和は、男はこうあるべき・女はこうあるべき、という昔ながらの考えを手放し、男女がお互い協力し合ってパートナーシップを築く時代。
やはりこれからは、男性も最低限の家事を覚え、自活能力を身につけることが大切です。もし貴方が、若い世代の女性と結婚したいのであれば、なお更ではないでしょうか。
② “経済的なプレッシャー”を楽に考える
男女平等の流れは、男性ばかりが大変になるかというと、決してそうではありません。
実は逆に、男性の経済的なプレッシャーを軽減してくれるメリットもあるのです。
今どきの男性の中には、将来に対するプレッシャーを感じ過ぎて、なかなか結婚出来ない人が多くいます。
自分の経済力で、妻を守り子供を育てて行けるのか、家のローンを払って行けるのか…そういったコトに大きな不安を感じている人もいるでしょう。
確かに親世代までは、男性が一人で大黒柱になるのが一般的でした。しかし、これからは違うと思います。今は、男性並みに経済力のある女性も沢山いるからです。
令和時代は、男性が一人で結婚のプレッシャーを抱えずに、「夫婦で力を合わせればいい」と、もっとラクに考えてもいい時代になると思います。
「妻が稼いでいるなんて、プライドが許さない…」そんな風に思うのも、すでに時代遅れかもしれませんね。
令和は、“自分らしい結婚”を追求する時代
令和の時代に「苦労するのが当たり前」という、昔ながらの結婚観などいりません!
過去の考え方を手放せば、夫婦が幸せに、楽しく、うまくやれる道がいくらでも見えて来るはずです。
令和は、どちらか一方に負担をかけるパートナーシップではなく、「夫婦が男女を越えて出来るコトを協力し合う」そんなパートナーシップが沢山生まれるのではないでしょうか。
そのためにも、結婚するなら、ぜひ、“自分に合う人”を見つけて下さいね!
夫婦が本音で向き合うためには、相手のスペック以上に、“自分が、自分らしくいられるコト”の方が重要だからです。
年収や年齢といった条件に縛られ過ぎず、ぜひ、柔軟な婚活をして下さい。そうでないと、本当に合う人はなかなか見つかりません。
それが、これから幸せな“令和婚”をするためのヒントと言えそうですね!
■ ベスト・パートナーのサイン!?「自分に合う人」に感じるコト
「自分に合う異性の見分け方がわからない…」そう悩む方に、今回はしあわせ研究家の筆者が、「自分に合う人」に感じるコト3つをご紹介します。
① いつもより自分のことが話せる
合う人には、あまり警戒心を感じません。なので、不思議と自分のコトが話せてしまうのです。「私ったら、まさか初対面でこんなに話してしまうなんて…」と思ったら、相手が「合う人」である可能性が高いかも。また、合う人と一緒に居ると、時間を忘れるような感覚もあります。
② 不思議な安心感を覚える
「合う人」には、ドキドキハラハラするより、自然な安心感を覚えます。そのため、人によっては「ドキドキしないから…」とパートナー候補から見逃してしまう場合もあります。
③ 自分がしっかり保てる
ここが大きなポイント。衝動的に恋して相手にもっていかれる感じというより、不思議なほど落ち着いていられるのです。合う人同士は、相手の「自分軸」を狂わせません。だからこそ、パートナーになっても、それぞれが自分らしくいられるのでしょう。
過剰にドキドキすることが、運命のサインと思っている人も多いものですが、決してそうではありません。ドキドキするのはある意味危険の裏返しでもあるからです。「合う人」に対してはむしろ自然体で、不思議と冷静でいられたりします。そういう人ほど結婚後も、長きに渡ってうまく行く可能性が高いのです。そこをぜひ、見逃さないようにしたいですね!