結婚相談所で「お見合い」を頑張る皆さま、これから「お見合いしてみようかな」と考えておられる皆さま、こんにちは。“しあわせ研究家”の珠艶です。
私はセラピストとして結婚したい皆さまを応援しています。
そこで今回は、よくご相談いただく“お見合いのお悩み”をテーマとして取り上げてみたいと思います。
最近のお見合い市場は、“運命のパートナー”と巡り合える確率が格段に増えて来た印象があります。
それもそのはず、コロナ禍になって以来「出来れば恋愛結婚がいい」と思っていた方も、確実性を求めてお見合いに切り替えるケースが増えているのです。
そのようにお見合い市場全体の条件は良くなっているのですが、もったいないことに早々に前に進めなくなってしまう方もいます。
よくお悩みとして伺うのは「お見合い後に“お断り”をされるメンタルダメージが大きい」ということ。
でも、皆が探しているのはあくまでも結婚相手。数多くの出逢いをチャレンジしたとしても結果は一人しか選べません。
本命以外はすべて「お断り」するしかないので、お見合いに「お断り」はつきものだということになります。
恋愛もお見合いも同じなのですが、最初の相手から相思相愛~結婚というケースは稀です。お互いが気に入り条件面もすべて一致するなど奇跡に等しいかもしれません。
しかも結婚相談所のお見合いでは、サービス内容にもよりますが、仲人やコンシェルジュが間に入り双方が傷つかないよう配慮をしてくれます。
それでも「毎回、過剰にショックを受けてしまう」という方もいらっしゃる。
だからといって簡単に諦めてしまっては“運命の相手”に到達できません。そんな方が無事、結婚に行きつくにはどうすればいいのでしょうか。
お見合い後の「お断り」にショックを受け過ぎてしまう人の特徴
「お断り」に過剰反応しがちな方には、いくつかの特徴や傾向があります。「自分もそうだ」と思われる方は何かしらに当てはまるかもしれません。
プライドが高い
プライドの高い方はつい「すべての人に認められ称賛されたい」と思いがちではないでしょうか。
お見合いをお断りする意味は「私では合わないと思う」というだけで、決して相手の人柄を否定するものではないのですが、
過剰に「否定された」と感じてしまうとしたら、高過ぎるプライドが原因しているかもしれません。
人に感情移入しやすい
いわゆる“惚れっぽい方”がそれに該当します。
まだ関係がどうなるかわからない段階から「顔が好み」といった表面的な理由で、相手に感情移入し過ぎてしまう方も「お断り」にショックを受けやすいと言えるでしょう。
深刻に考え過ぎてしまう
「自分の何がいけなかったんだろう…」と真面目に、深刻に考え過ぎてしまう方も「お断り」のダメージが大きくなりがちではないでしょうか。
真面目な方に「考え過ぎないで」というのも酷かもしれませんが、実はあなたが考えるほど、断った相手は深く考えていないものです。
「お見合いなんだからそういうこともあるよね…」と思うぐらいでちょうどいい、というのが現実かもしれません。
交際経験がない or 少ない
“慣れていない事態”にあまりに驚き、ダメージが大きくなってしまうというケースです。
そんな方はお見合いのシステムに慣れ「こんなものか」と思えるようになると、ショックを受けにくくなる傾向があります。
失恋のトラウマがある
過去の失恋の痛手を引きずっていると「お断り」が「お前もか!」になってしまいます。
思い当たる方は「以前好きだった人と、お見合い相手は全く別」と分けて考えることが大切だと思います。
トラウマが根深いと感じる方は、味方になってくれる人やカウンセラーなどに打ち明け、少しでも傷を癒していただくといいかもしれません。
お見合い後の「お断り」によくある理由
では、お見合い後に「お断り」となる理由にはいったいどんなものが多いのでしょうか?理由を知っていただくことで今後の対策にも繋がると思いますので、ぜひ参考になさってください。
まずは、男女共通の理由から。
結婚観が合わなかった
「実際にお会いして話してみたら、結婚に対する考え方が違うことがわかりました」
これは一番よくある理由かもしれません。やはり会ってみなければわからないこともありますので、仕方がないでしょう。
またこのような「お断り」を避けるためには、プロフィールを見直していただき、掲載情報をもっと具体的にしていただくといいかもしれません。
プロフィール写真と印象が違った
プロフィール写真と実際があまりに印象が違うと、人によっては不安を感じてしまうものです。
中には「写真より顔がむくんでおられたので…健康面が心配になりました」という理由もありました。
お見合いの前は出来るだけ睡眠をとるなどして、体調管理には気を付けたいですね。
ジェネレーションギャップを感じた
「お見合い前は、年齢が離れていても気にならないと思っていたのですが、お話してみるとやはり話題が合いませんでした」
この「お断り」の理由も、お見合いではよく耳にします。
お見合いを成功させるには、やはり話が合うことが大切です。そのためには出来るだけ年齢差の少ないお相手を選んだ方がいいかもしれません。
実は“遠距離”だった
同じ県内でも住んでいる地域が遠い場合もあります。また仕事や実家の都合などで、近々遠方に移る場合も同じことが言えるでしょう。
それが遠距離交際に自信のない方や、地元で結婚したい人にとってはお断りの理由になってしまいます。
さすがに居住地だけは仕方がありません。
ただそれも、事前にもっと詳しくわかるようにしておけば、無理なお見合いは避けられるでしょう。
そして、女性が男性をお断りする際によく聞く理由もありますので、2点ほど加えておきたいと思います。
食事中のマナーが気になった
女性は食べ方がきれいかどうかを気にする人が多いのです。
食事のマナーはその家庭によって違うものですが「くちゃくちゃ音を立てて食べる」「汁物を音を立ててすする」といった行為は出来るだけ控えた方がよいでしょう。
また食事中、お店の人に横柄な態度を取ったり、値段に文句を付けたりするのもお断りの理由になりやすいと言えます。
自分の話ばかりを聞かされた
これもつい、男性がやってしまいがちではないかと思いますが、自分の話ばかりで女性の話を聞かないと、多くの女性は「一緒にいてもつまらない」と感じてしまいます。
一緒にいて楽しいか、つまらないかは、結婚を考えられるかどうかの重要なバロメーターです。
お見合い中男性はぜひ、意識してでも女性に話題を振り、話に耳を傾けてあげて下さい。
他にも様々な理由があると思いますが、主なものはこういったところのようです。
「そんなことで!?」と思うこともあるかもしれませんが、結婚相手を選ぶのですからどんな人も慎重になります。
中には、少しの工夫で状況が変わるものもあると思いますので、対策を打ってみては如何でしょう。
お見合い後に「お断り」をされた時の上手な捉え方
「お断り」がお見合いにつきものだとしたら、「お断り」をどう前向きに捉えるかが“成功の鍵”なります。
ここではいくつかの考え方をご紹介しますので、参考になさってみて下さい。
ご縁がなかっただけ
結婚相手とのご縁は人類77億分の1の確率。そう考えるとものすごく希少な確率です。相思相愛になるのもまさに奇跡的なご縁ということになりますよね。
だとすれば「お断り」は特別なことではなく驚くようなことでもありません。「この人かも…と思ったら違った」ということなど誰にでもあることです。
お見合い相手の「お断り」は“結婚のご縁”でないというだけ。決してあなた自身が否定されたわけではありません。
お見合いした相手が結婚するご縁でないなら、運命の人は別にいるはず。本命となるお相手が早く見つけてもらいたくて待っているはずです。
そしてきっとその人は、もっとあなたに合う、あなたにとってステキな人だということです。
“合わないこと”が事前にわかって良かった
お見合いをしてどちらかが「お断り」するということは、お互いに何かが合わないのです。だとすれば、もし結婚したとしてもうまくはいかないでしょう。
それが事前にわかったということは、むしろ「ラッキーなことだ」と捉えていいはずです。
これで一歩“運命の相手”に近づいた
ご成婚された方からよく伺うのは「あの“お断り”があったからこそ、この人の良さがわかった」という感想です。
つまり「お断り」されたとしてもその出逢いには意味があり、結果“幸せのヒント”になることが多いのです。
一人の「お断り」は、言い換えれば“一歩運命のパートナーに近づいた”ということになります。
目の前のお見合いだけで悲観してしまってはそれこそもったいないのです。
良い気づきや学びになった
「お断り」の経験が“異性の選び方”を見直す、とても前向きなきっかけになる場合もあります。
もしもあなたがお見合い相手を、容姿や年齢、年収や住む地域だけで選んでいたとしたら「もっと範囲を広げた方がいい」というお知らせかもしれません。
ご存知かもしれませんが、恋愛の世界には「モテる人ほどフラれている」というセオリーがあります。
果敢にアプローチして何度も断られた経験が「どうすればモテるのか」という工夫に繋がり、その人を魅力的に成長させるのです。
実際にお見合いでも、お断り経験を“気づき”や“学び”に変えられた人ほど、無事、最愛の人と出逢い成婚されているという事実があります。
俺(私)の良さがわからないなんて気の毒だ
それでも「プライドが傷つく」という方はちょっと上から目線かもしれませんが「自分の良さがわからないなんて気の毒だ!」と思っては如何でしょう。
実際そうかもしれないですし、心の防衛にもなるのだとしたら大いにアリだと思います!
お見合いの「お断り」はあなたに対する否定じゃない
先ほども触れたように、お見合いの「お断り」は決してあなた自身に対する否定ではありません。
ましてあなたの尊厳を傷つけたり、自信を喪失させるようなものでもありません。
結婚のご縁は個性と個性の組み合わせ。それがお互いに合うか・合わないかです。
婚活は良い・悪い、合格・不合格といった正否を問うものも決してない。それだけはぜひ心得ていただきたいと思います。
中には「お見合いを断られないことが素晴らしいこと」と思ってしまう方もいるようですが、それは違います。
お見合いは、最終的に“相性の良い人”と結婚出来てこそ成功です。その前に何人に断られようが全く関係ないのです。
傷つき過ぎたら損!自分の問題で「お断り」をする人も
もう一つ「お断り」が辛い、という方に、知っていただくと気持ちを楽にしていただけることをお話します。
それは男女を問わず、相手というより、ご自分の問題でお見合いをお断りをする方もいるということです。
その多くが失敗を恐れる余りどんな相手に対しても、ちょっとした不安を感じただけでお断りを繰り返しています。
不安といっても思い込みが多く、きりがありません。もはやそれはご本人の問題だといえます。
そんな方は、本当に結婚したいわけではなかったり、結婚することにまだ自信が持てないのかもしれません。
またお見合いを繰り返すうちに、もはやどんな人と結婚したいかがわからなくなっている方もいらっしゃいます。
そんな方は常に迷っているため「いい人なんですが…」と結局お断りしてしまうことが多いのです。
つまり「お断り」には人それぞれの事情があり、相手の問題が理由でないこともあります。
そう考えるといかがでしょう、傷つき過ぎたら損ですよね?「ご縁がなかった」ぐらいでちょうどいいのではないでしょうか。
お見合い結婚のコツは、“運命の出逢い”まで冷静さを保つこと
そういう意味で「お断り」に過剰反応したり、傷つき過ぎてしまうのは実にもったいないことです。
ドライな言い方かもしれませんが、“お見合い結婚”を目指すなら「ご縁がないなら次の人!」と思うぐらいでちょうど良いと思います。
何人出逢えば“最愛の人”に到達するかは本当に人それぞれ。
そのプロセスにも、それぞれに幸せな結婚を叶えるための学びや意味があるでしょう。
だからこそゴールに到達するまではぜひ広い視野で物事を捉え、出来るだけ冷静さを保ちましょう。
お見合い結婚は、本命の相手と出逢い成婚するその日まで、無理せず、時折リフレッシュしながら続けることが大切です。
負けないで。あなたの“運命の人”はきっといます!
運命の相手・最愛のパートナーとの結婚は、それこそ世界中探し回っても惜しくないほど価値があることです。
何故ならその出逢いは、あなたの人生をかけがえのない愛と幸福で満たしてくれるから。
苦労をして出逢ったからこそお互いを大切に出来、喜びに満ちた結婚生活を送れるのではないでしょうか。
どんな方も本気でお見合いを努力すれば、たった一人の大切な人と出逢うことが出来るはず。
ただしそれには、心の強さが必要になることも。
でもその努力は必ずやあなたを魅力的に磨きます。きっと幸せな未来も約束してくれることでしょう。
お見合いを頑張る皆さま、お見合い結婚への道には一喜一憂もありますが、どうかどうか負けないで。
そしていつかあなたの手に、明るい未来と幸せを掴んで下さいね。