「しっかり相手と恋愛した上で結婚したい」。
多くの方が口を揃えてそう言います。
これは特に女性に多い考えで、婚活中の女性もまた同様に、恋愛というステップを踏んだ上での結婚を望む傾向にあります。
そこで気になるのが、結婚相談所では恋愛ができるのかどうか。
結婚相談所は婚活の有効な手段の1つとして知られている一方で「結婚相談所で恋愛はできない」という誤った見方をされている方も少なくありません。
そこで今回は、結婚相談所で恋愛しながら結婚できるかどうかについて掘り下げて紹介していきます。
結婚相談所でも恋愛はできる
結婚相談所でも時間をかけて恋愛しながら結婚することができます。
結婚相談所で出会ったお相手とすぐに結婚しなければならないというルールはありません。
あくまで結婚への入り口である「出会い」。
「交際」という結婚相談所独自のフェーズで、恋愛しながら深く相手を知ることができます。
結婚相談所にはコンシェルジュと呼ばれる婚活アドバイザーが在籍していますが、交際における悩みに寄り添うこともコンシェルジュの役目のひとつです。
結婚相談所には「お見合い」と呼ばれる独自の仕組みがありますが、これが「お見合い結婚」と混同されているため「結婚相談所では恋愛できない」という印象を持つ方が多いようです。
結婚相談所におけるお見合いは、単なるマッチング後の顔合わせでしかなく、お見合い結婚のような「この人と結婚しなければならない」という見えない圧力は働きません。
結婚相談所では、いくつかのフェーズに分けて恋愛しながら相手を見極める時間が設けられています。
結婚相談所での流れ
結婚相談所では形式的な結婚しかできないと考えられる方も少なくありませんが実際はそんなことはありません。
結婚相談所での出会いから結婚までの流れを見ていきましょう。
- マッチング
- お見合い
- 仮交際
- 真剣交際
- プロポーズ
- 結婚
気になるお相手とマッチングしたら、お見合い(顔合わせ)を行い交際に進むかどうかを決めます。
ここの仮交際から真剣交際の箇所がいわゆる結婚相談所での恋愛期間にあたります。
交際のフェーズで恋愛しながら相手を見極め、お互いの気持ちが固まればプロポーズ、そして結婚という流れになります。
結婚相談所では明確に流れが決まっているため、自然恋愛のような強いドキドキ感は少ないかもしれませんが、一方で結婚相談所では余計な「かけ引き」や「探り合い」といった無駄な時間が発生しないというメリットもあります。
結婚相談所にはルールがある
結婚相談所は、出会いから恋愛そして結婚までをサポートしてくれる存在ですが、守らなければいけないルールやマナーもあり、破ってしまうとペナルティが課せられます。ここが自然恋愛と結婚相談所の大きな違いと言えるでしょう。
結婚相談所では、お相手とマッチング後にお見合い(顔合わせ)を行います。その後お互いの合意のもと仮交際がスタートし、真剣交際へと進みます。
この仮交際の段階では複数のお相手とお見合いできますが、真剣交際へ進んだ場合は他のお相手とお見合いはできません。
真剣交際に進んだら婚前交渉や宿泊を禁止している結婚相談所も多くあります。
もしこのルールを破ってしまった場合、ゴールイン(成婚)とみなされ退会しなければならないこともあるので要注意です。
また、お見合いや交際のキャンセル、プロポーズの実施、成婚などの報告を逐一結婚相談所に報告するというルールが敷かれているのが一般的です。
自分たちだけで勝手に進めるのではなく、まずは結婚相談所に話を通すというのが自然恋愛との大きな違いと言えるでしょう。
ルールや規約があると窮屈な印象を受けるかもしれませんが、このルールや制約はあなたの婚活が円滑に進められるように用意されているものです。
結婚相談所のルールや規約を事前にしっかり確認し、破ることがないように注意して下さい。
恋愛感情が湧きにくいのではないか?と考える人も
結婚相談所では、お見合いで初めてお相手と会って話をします。初対面ということもあり、このお見合いだけでは恋愛感情が湧きにくいという方もいらっしゃるようです。
- そもそもお見合いは短時間
- お見合いの回数が少ない
という2つの理由が大きく関わっています。
そのため、短時間のうちに相手を深く知れるよう、相手の価値観が分かるような質問や会話を心がけましょう。
「短時間で相手のことを知るなんて難しい…」と不安になる方も多いと思いますが、実際に相手と会って話をするとお相手の人柄は見えてくるものです。
実際に自然恋愛でも短い時間で相手を見極めなければならないケースはあるため、出会い方は違えど本質的には大きな差はありません。
恋愛結婚と婚活結婚の違い
恋愛結婚と婚活結婚は、結婚という最終的なゴールこそ同じですが、そこに至るまでの経緯はそれぞれ若干異なります。
結婚相談所での婚活は、恋愛結婚と同じように恋愛しながら結婚することはできますが、プロセスは違います。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
恋愛結婚の特徴
お互い相思相愛な状態から恋愛、結婚に至る「恋愛結婚」の場合、お相手との出会いは自分自身の生活圏内もしくは、知人の紹介といった縁がある方からの紹介での出会いです。
そのため最初は恋愛感情が無くても接する機会が多く、恋愛感情が芽生えやすいと言えるでしょう。
しかし、相手に恋人がいたり、告白しても断られるケースも考えられますし、お付き合いできたとしても結婚する前に別れてしまうかもしれないというリスクもあります。
探り合いや駆け引きといった複雑なやりとりも発生してしまうのも恋愛結婚の特徴です。
結婚相談所での結婚の特徴
一方で、結婚相談所ではお見合い、仮交際、真剣交際という3つのフェーズで、「結婚相手としてふさわしいかどうか」を見極める必要があります。
恋愛感情が芽生えるかどうか、恋愛できそうかどうかというポイントも重要ですが、結婚相談所での婚活の目的は恋愛ではないため、まずは結婚相手としてふさわしいかという視点で見る必要があります。
そもそも「結婚したい」と思えないお相手とは恋愛しても時間の無駄になる可能性が高いため、効率よく結婚するためには必要な考え方と言えるでしょう。
お見合い、仮交際の段階で恋愛感情が芽生えなかったとしても時間をかけることで相手の魅力に気付くこともあるため、チャンスを広げるためにも結婚相手としての条件が整っている方であれば、真剣交際に進んでみることで結婚の可能性はぐんと上がります。
恋愛感情が生まれる相手と出会うポイント
ここまで、結婚相談所で恋愛できるかどうかについてさまざまな視点から紹介してきましたが、ここでは結婚相談所で恋愛感情が芽生える相手と出会うためのポイントについて解説していきます。
結婚相談所で恋愛感情が芽生える相手と出会うためのポイントは下記の2点。
- 少しでも気になるお相手とならまず会ってみる
- 仮交際から真剣交際にかけて会う回数を増やす
この2つのポイントを意識して、行動するのがベター。
不安や心配な気持ちもあると思いますが、積極的にアクションを起こす回数を増やすことで幸せに近付けます。
結婚に恋愛を求める理由
「恋愛を経て結婚したい」と考える方は非常に多くいらっしゃいます。
ドキドキしたい、ときめきたいといった理由が挙げられますが「周りと同じように恋愛結婚をしたい」という深層心理が関わっています。
結婚相談所での結婚はまだまだ偏見が強く、
- 結婚相談所を使わないと結婚できないような人
- 人として何かしら問題があるのではないか
などといったネガティブな目で見られることが多いため、「そのような目で見られたくない」というのも結婚に恋愛を求める理由として考えられます。
恋愛を経た結婚が必ずしも正しいというわけではない
結婚した後のことを考えると、恋愛を経て結婚したからと言って必ずしも幸せな結婚生活を送れるとは限りません。
恋愛結婚で幸せな結婚生活を送っている方も多くいますが、ここで言いたいのは「恋愛したかどうかが最終的な幸せを決めるわけではない」ということです。
相手と良い関係を築きながら幸せな生活を送るために必要なのは、「感情」と「理性」のバランス。
結婚に恋愛を強く求めているかたは「感情」への比重が大きくなりがちです。恋愛では、お互い感情のままに接していても成り立ちますが、結婚ではそうはいきません。
思いやりにかけて喧嘩になったり、ボタンの掛け違いが多くなります。一方、感情と理性のバランスを保てれば、相手のために感情を抑えたり、思いやったりすることができるため結婚生活は幸せなものになるでしょう。
結婚相談所では、婚活のプロであるコンシェルジュがあなたに寄り添ってアドバイスしてくれるので「感情」と「理性」のバランスを保ちながら婚活をすることができます。
コンシェルジュからのアドバイスは、これまでの経験を活かした客観的な目線での助言なので、自分自身も感情的になりすぎず冷静になれます。
一人ですすめる婚活は不安や悩みがつきものですが、コンシェルジュがサポートしてくれる結婚相談所での婚活は安心して進めることができます。
最終的な自分自身の幸せをイメージしながら、最適な方法を選択して下さい。