「結婚相談所に興味があるけれど、良くない噂を聞くこともある」
「実態はどうなっているんだろう?」
結婚相談所の入会を検討している方は、このような不安を抱くことも少なくありませんよね。
人間は「良い噂」より「良くない噂」を信じてしまう傾向が強いです。
大事なのは噂に惑わされず、しっかりと「実態」を見極めることです。
そこでこの記事では、結婚相談所の実態について「結婚相談所の運営」と「実際の利用者」に話を聞いた上で徹底解説します。
多くの方が不安に思う結婚相談所の実態
はじめに、ネットなどで噂される結婚相談所の実態を紹介します。
結婚相談所は次のように思われることが多いです。
- 成婚率を偽っている
- 売れ残りしかいない
- 何もサポートしてくれず会費だけを請求される
これらの実態について、どこよりも正確に解説します。
成婚率を偽っている?
成婚率を偽っている結婚相談所は基本的にありません。
では、なぜ「成婚率を偽っている」と言われるのかというと、各結婚相談所によって成婚率の算出方法が異なるからです。
たとえば、大手の結婚相談所でもこのような違いがあります。
IBJメンバーズ:一定期間内における全退会者のうち、成婚退会者の割合
パートナーエージェント:年間成婚退会者÷年間平均在籍会員数×100
IBJメンバーズの場合、「全退会者」の中から「成婚退会した人」の割合を「成婚率」と呼んでいます。
この算出方法はあくまで「目安」として考えるのがおすすめです。
たとえば100人入会したとして、そのうち10人が退会した場合、成婚していない人は90人残っていますが成婚率は「50.7%」です。
パートナーエージェントの場合、「退会者」ではなく「年間平均在籍会員」の中から「成婚退会した人」の割合を「成婚率」と呼んでいます。
このように結婚相談所各社で算出方法が大きく違うのです。
偽っているわけではありませんが、算出方法が違うことを頭に入れておきましょう。
結婚できない人が行くところ??
結婚相談所は「結婚できない人が行くところ?」と言われることも少なくありません。
具体的には、次のようにイメージする方も多いのです。
あくまでこれは「イメージ」です。
この記事ではしっかりこのイメージを払拭し、むしろ「結婚相談所は会員の質が高い」ということをはっきり証明します。
何もサポートしてくれず会費だけを請求される
結婚相談所のメリットはコンシェルジュが手厚くサポートしてくれるところですが、中には「何もしてくれなかった」ケースもあるようです。
何もしてくれなければ、結婚相談所に入会する意味がありませんよね。
上述した3つが、「結婚相談所の実態」としてよく紹介されます。
ただ、これらは「実態」ではなく単なる「噂」でしかありません。
本当のところはどうなのか、結婚相談所の運営を直撃しました。
【運営に聞いた!】結婚相談所の実態
本当の実態はどうなのか、結婚相談所マリッジの運営に尋ねてみました。
マリッジは成婚実績全国1位を誇る結婚相談所です。
そんなマリッジに以下の3点をお伺いしました。
- 成婚率について
- 会員の質について
- 結婚相談所 実態サポートについて
成婚率について
Q.「成婚率」というと、多くの方が「結婚できる確率」をイメージします。なぜ結婚相談所によって成婚率が異なるのでしょうか?
A.結婚相談所の成婚率は「このような計算式で掲載しなさい」というルールがありません。
そのため、計算式が結婚相談所ごとに異なり、70~90%台のところもあれば、20~30%台というところもあり、統計結果に差が生じます。
Q.実際のところ、結婚できる確率はどれくらいあるのでしょうか?
A.確率となると、会員様によって人それぞれなので、表現が難しいところではあります。
参考値としては、成婚率は74.1%(2020年度に成婚退会した会員の活動期間1年以内に成婚に至った割合)と算出しています。
会員の質について
Q.「売れ残りが多い」という口コミや評判を耳にします。実態はどうなのでしょうか?
A.売れ残りだなんて、とんでもありません。
これまでは仕事等で忙しく、なかなか恋愛や結婚に重きを置くことができなかった方がとても多く、皆さん誠実で、真剣に結婚を考えて婚活されていますよ。
Q.具体的にはどういった会員がいらっしゃるのでしょうか?
A.一般的には女性6割男性4割の比率が多いと言われていますが、マリッジではおよそ男女半々の割合で所属しています。年齢も20代から70代までと幅広く在籍しており、職業も様々です。マリッジの傾向としては、金融機関様からのご紹介で入会される方が多いです。そのため、経営者様や会社役員、士業等の方々が多く在籍しているのも特徴のひとつです。
サポートについて
Q.「結婚相談所によっては何もサポートしてくれない」という実態が報告されています。これは本当でしょうか?
A.いわゆるデータマッチング型やオンライン型の結婚相談所は、会員様自身でアクションを起こさなければいけない性質が強いです。仲人型の結婚相談所であれば、専任コンシェルジュがサポートしてくれるので、自分ひとりで婚活を進めないといけないわけではなく、コンシェルジュと一緒に婚活を進められますので、相談所選びは大切になってきます。
Q.具体的にはどのようなサポートをしてくれるのでしょうか?
A.会員様お一人おひとりのご希望に合わせた個別のサポートを提供しています。例えば、服装の選び方からコーディネート、髪型、メイク、プロフィール写真の撮り方やプロフィールの書き方、お見合いや交際中のアドバイスからプロポーズのご提案まで、婚活を進めるうえで必要なあらゆることをサポートいたします。
【元会員に聞いた!】結婚相談所の実態
結婚相談所マリッジのお話から、ネットなどでよく噂される「成婚率を偽っている」「売れ残りしかいない」といった実態は、あくまで「偏った意見である」とわかりました。
続いて、結婚相談所を使っていた方にリアルな実態を尋ねてみました。
インタビューに応じてくれた方のプロフィールは以下のとおりです。
【Aさん・Bさん夫婦】
Aさん | Bさん |
性別:男性
年齢:40歳 職業:高校教師 結婚歴:初婚 学歴:大学院卒 |
性別:女性
年齢:33歳 職業:小学校教師 結婚歴:初婚 学歴:大卒 |
Aさん・Bさん夫婦に、結婚相談所の実態に関する以下の質問を投げかけてみました。
- 結婚に関して
- お見合いした相手はどんな人?
- コンシェルジュのサポートは?
結婚に関して
Q.結婚相談所をどのくらい利用しましたか?
Aさん「僕は半年くらいです。40歳になると婚活が厳しくなると感じて、39歳のときに入会し妻と出会いました」
Bさん「私も半年くらいです。私は長く婚活していましたが良い人に恵まれませんでした。でも、結婚相談所にはじめて入会して彼を見つけて、ようやく『素敵だな』と思える人に出会えたんです」
Q.他の婚活サービスと比較して、どのように感じましたか?
Aさん「僕は結婚相談所以外で婚活していません。でも、自然恋愛に比べると、あらかじめお互いのプロフィールがわかっていますし、コンシェルジュさんが客観的に『うまくいきそうな人』を紹介してくれるので『効率がいいな』と感じました」
Bさん「私も同感です。それに結婚に真剣な人ばかりなので、成婚に至るまでの期間が短いです。私たちは4ヶ月で結婚しました」
お見合いした相手はどんな人?
Q.結婚相談所は「売れ残りが多い」とも言われます。実際に使ってみてどうでしたか?
Aさん「まったくそう思いませんでした。コンシェルジュから紹介された方は全員お綺麗でした。もちろん妻も含めて、そう感じました!(笑)」
Bさん「マッチングアプリにいるような、いわゆる『チャラチャラした感じ』ではないです。でも、だからこそ信用できました」
コンシェルジュのサポートは?
Q.結婚相談所のコンシェルジュは「何もしてくれない」と感じる方もいるようです。実際に使ってみてどうでしたか?
Aさん「『何もしてくれない』とは一度も感じませんでした。僕はいろいろと相談しましたね。お見合いに関する相談に乗っていただいたり、プロポーズのタイミングとか成婚退会についても。相談に乗ってくれたからこそ結婚できた、と思っています」
Bさん「私もいろいろ相談しました。やっぱり『困ったときに力になってくれる人がいる』というだけで励みになります。マッチングアプリは常に一人だったので」
信用できる結婚相談所の特徴
結婚相談所の運営、そして元会員さんのどちらに聞いても肯定的な意見が得られました。
これらのことから、ネットなどで噂される「成婚率を偽っているから結婚できない」「売れ残りしか居ない」といった実態は「鵜呑みにするべきではない」とわかります。
ただ、すべての結婚相談所が信用できるわけではありません。
中には成婚率を偽ってるところもありますし、売れ残りどころかサクラを雇っている結婚相談所もあります。
こういった悪質な結婚相談所を見抜くには、以下のポイントを確認しましょう。
- 成婚率の計算方法をしっかり載せている
- 入会の基準を設けている
- サポート内容を具体的に紹介している
成婚率の計算方法をしっかり載せている
成婚率の計算方法を載せている結婚相談所は信用できます。
なぜなら、「ちゃんとした情報を届けよう」としている証拠だからです。
計算方法を載せずに「成婚率は◯%」と紹介している結婚相談所は、参考にしないことをおすすめします。
入会の基準を設けている
ある程度、入会金など初期費用が高い結婚相談所を選びましょう。
たしかに入会の際にお金はかかってしまいますが、真剣な人と出会いやすく活動期間を短縮できるため、トータルで安くなる可能性が高いです。
料金が安ければ安いほど会員の質も低くなり、サポートも薄くなってしまうと考えてください。
サポート内容を具体的に紹介している
コンシェルジュの顔が見えたり、サポート内容が具体的に記されていたりする結婚相談所がおすすめです。
たとえば、結婚相談所マリッジではコンシェルジュ一人ひとりを写真付きで紹介しています。
このように「誰がどういったサポートをしてくれるのか」という情報をきちんと公開している結婚相談所は信頼性が高いです。
まとめ
結婚相談所の実態についてまとめます。
- 結婚相談所の実態としてよく報告されるのが「成婚率を偽っている」「売れ残りしかいない」「コンシェルジュが何もしてくれない」という情報
- しかし、結婚相談所の運営や元会員に実態を尋ねたところ、むしろ肯定的な意見のほうが多かった
- 成婚率は偽っているわけじゃなく、各社によって算出方法が異なるだけ
- 売れ残りの会員は少ないどころか、自然恋愛やマッチングアプリより質が高い
- データマッチング型やオンライン型はサポートが薄いが、仲人型なら手厚く支えてくれる
実態を知るのも大事ですが、無料相談に参加して直接尋ねてみるのがおすすめです。
参加しても、無理に入会を勧められたり営業の電話が何度もかかってきたりすることはありません。