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跡継ぎの結婚に関する3つの問題|それぞれの解決方法を紹介

跡継ぎの結婚に関しては、さまざまな問題が発生します。
たとえば、そもそも跡継ぎ自体がいなかったり、いたとしても結婚に反対せざるを得なかったりすることもあるでしょう。

この記事では、そんな「跡継ぎの結婚」に関するあらゆる問題点や疑問を解決します。

跡継ぎの結婚について|あなたの悩みは?

まず、跡継ぎの結婚に関する3つの問題を列挙します。

  • 娘しかおらず跡継ぎがいない
  • 跡継ぎが結婚しない
  • 跡継ぎの結婚に反対している

どのような問題があるのか、具体的に解説します。

娘しかおらず跡継ぎがいない

親族がご息女しかいない場合、「跡継ぎにするかどうか」は非常に重要な決断です。
なぜなら、会社の命運だけじゃなくご息女の人生を振り回すことになりかねないからです。

女性は男性よりも体の変化が激しく、妊娠や出産などで仕事ができなくなる場合もあります。
場合によっては、会社の売上が下がったり従業員が離れたりする恐れもあるでしょう。

もちろん業績が伸びる可能性もゼロではありません。
しかし、男性より女性は「成功した経営者」が圧倒的に少ないのも事実です。
詳しくは後述する「跡継ぎがいない場合」で解説しますが、娘を跡継ぎにするリスクに関しては下の記事もご覧ください。

娘を後継者にするメリット・デメリット7選|後継者がいない場合の解決策も解説

跡継ぎが結婚しない

跡継ぎはいるものの結婚しない場合、ご子息の代で会社が終わってしまう恐れがあります。
従業員や第三者に会社を受け継ぐこともできますが、そうなった場合、会社が家から完全に離れてしまいます。

しっかりと会社を存続させるためには、「跡継ぎの跡継ぎ」も真剣に考えなければなりません。
大事なのは「跡継ぎが結婚をどう考えているか」ですが、親御様ができることも多々あります。
詳しくは後述する「跡継ぎが結婚しない場合」で解説します。

跡継ぎの結婚に反対している

この場合、2つのパターンがあります。

  • ご子息の結婚に反対しているパターン
  • 跡継ぎとなる男性を連れてきたご息女の結婚に反対しているパターン

とくに慎重になるべきなのは後者です。
後者の場合、結婚するまでは、後継ぎとなる男性はいわば「赤の他人」だからです。

慎重に人間性を見極めなければならない一方で、ご息女の気持ちを無視するわけにはいきません。
詳しくは後述する「跡継ぎの結婚に反対している場合」で解説します。

跡継ぎがいない場合

跡継ぎがいない場合、主な解決策は3つあります。

  • まずは娘に結婚願望があるかどうか確認する
  • 娘に自分の気持ちをきちんと伝える
  • 二人三脚で婚活を進める

それぞれ具体的に解説します。

まずは娘に結婚願望があるかどうか確認する

親御様がはじめにやるべきことは「ご息女に結婚願望があるかどうかの確認」です。
女性の中には一定数「結婚したくない」と考えている方もいます。

株式会社ネクストレベルが調査したところによると、女性の15.9%に結婚願望がなく、11.1%が「わからない」と回答しているのです。

出典:PR TIMES

結婚願望がない女性に対して結婚を迫るのはおすすめしません。
場合によっては、家族間に亀裂が入ってしまう恐れがあります。
「結婚願望がない」とわかった場合、他の方法で跡継ぎを探しましょう。

娘に自分の気持ちをきちんと伝える

少なからず結婚願望がある場合も、結婚しないことに対して口出しするのは良くありません。
ご息女を傷つけてしまうことになりかねないからです。

結婚しない・できないことに関してもっとも思い悩んでいるのはご息女です。
まずはご息女の気持ちを汲み取ってあげましょう。

そのうえで、プレッシャーを与えない程度に自分たちの気持ちを伝えるのが大事です。
自分たちの気持ちを正直に伝えることで「お互いが何を考えているか」がわかり、どのようにして婚活を進めればいいかという方向性が見えてきます。

二人三脚で婚活を進める

お互いの気持ちを伝えあったら、二人三脚で婚活を進めましょう。
ご息女だけに任すのはおすすめできませんし、親御様がリードするのも良くありません。
事業承継結婚は、一般的な恋愛結婚と異なるからです。

一般的な恋愛結婚で大事なのは「当人同士の気持ち」ですが、跡継ぎを作る場合、人間性や仕事に対する向き合い方もしっかり見極めなければなりません。
このような「跡継ぎとしてどうか」という目線は、ご息女ではなく親御様にしかわかりません。
ご息女と親御様、両方が納得できるお相手を見つけましょう。

跡継ぎが結婚しない場合

次に、跡継ぎが結婚しない場合の解決策を紹介します。

  • まずは旦那に相談する
  • 結婚についてどう考えているか聞く
  • 場合によっては婚活をリードする

具体的に説明します。

まずは旦那に相談する

ご子息が結婚しないケースを例に挙げましょう。
はじめに、旦那様に相談してください。
ご子息にとってあなたの旦那様は、父親であるとともに上司や仕事の前任者でもあります。
つまり、あなたよりもご子息に接している時間が長いうえに、精神的にも信頼感を置いている可能性が高いわけです。

男性の場合、高齢出産のリスクがないため、女性より結婚を焦る必要はありません。
まずは旦那様に相談し、二人で「ご子息の結婚をどうサポートするか」を考えましょう。

結婚についてどう考えているか聞く

次に大事なのが、ご子息の気持ちです。
男性は女性よりも結婚願望を持っていない人が多いです。
結婚願望がなければ、無理に結婚を迫っても意味がありません。

また、結婚願望があったとしても、次のように考えている場合があります。

  • 良い人がいたら結婚したい
  • 結婚はしたいと思っているが今は仕事を頑張りたい
  • 付き合っている人はいるがまだ結婚の時期じゃない、など

このように考え方はさまざまなので、押し付けるのではなく「ヒアリングする」といった形で話を進めましょう。

場合によっては婚活をリードする

結婚願望があるにも関わらず何も行動を起こしていない場合、場合によっては婚活をリードするのもおすすめです。
ただ、やりすぎるのはよくありません。
たとえば、ご子息に何も言わずにお見合いの話を進めたりお相手を探してきたりすると、プレッシャーを与えてしまいます。

「宿題をしなさい」と命令するとかえってやってくれないのと同じように、プレッシャーを与えてしまうのは逆効果になりかねません。
ご子息が自分に自信を持てるよう「背中押す」程度にサポートするのがおすすめです。

跡継ぎの結婚に反対している場合

続いて、跡継ぎの結婚に反対している場合の解決策を紹介します。

なぜ「反対しているか」をご子息にわかってもらう
一方的に反対するだけじゃなく言い分も聞き入れる

具体的に解説します。

なぜ「反対しているか」をご子息にわかってもらう

まずはきちんと反対している理由を説明するべきです。
人は反対している理由が理解できないと、何を言われても納得できません。

逆に言うと、理由さえ説明できればこちらの言い分がしっかり伝わります。
何を言っても聞き入れてもらえない場合、理由を理解できていないケースがほとんどです。
しっかりと向き合い、反対している理由を順序立てて説明してあげてください。

一方的に反対するだけじゃなく言い分も聞き入れる

かならずご子息・ご息女の意見も受け入れてください。
ご子息・ご息女は「反対されるかもしれない」という覚悟を持って踏み切ろうとしているわけです。
結婚が認められなくても、その覚悟を受け止めてあげる努力をするべきです。

跡継ぎの結婚に関する注意点

最後に、跡継ぎの結婚に関する注意点をいくつか紹介します。
跡継ぎの結婚に向き合う際には、3つの注意点に気をつけてください。

  • プレッシャーを与えすぎない
  • ご子息の気持ちを無視しない
  • 一方的に話を進めない

詳しく説明します。

プレッシャーを与えすぎない

いずれの場合も、大事なのは「プレッシャーを与えすぎないこと」です。
プレッシャーを与えすぎると、逆効果になったり家族間で溝ができてしまったりします。

結婚についていろいろ口出ししてしまうのは、「マリハラ」と呼ばれる言葉があるほど、言われた側は嫌な気持ちになってしまいます。
ご子息・ご息女の将来や事業の跡継ぎが気になってしまうのは、たしかに仕方ありません。
そういった気持ちを言葉に出しすぎず、ご子息・ご息女が自ら動きはじめられるようにサポートしましょう。

ご子息の気持ちを無視しない

もっとも重要なのはご子息・ご息女が「どう考えているか」です。
たしかに跡継ぎを探すのは大事ですが、ご子息・ご息女は会社を継ぐために生まれたわけではありません。

跡継ぎを考える際、ご子息やご息女の気持ちより会社の将来ばかりを心配してしまう方がいます。
そういった態度がお子様に伝わると、結婚がさらに遠のいてしまいかねません。
まずは腹を割って話し合い、お互いの気持ちを伝えましょう。

一方的に話を進めない

婚活を進める際は、協力し合うのが大事です。
一方的に話を進めると、トラブルになりかねません。

とくにご子息・ご息女は「自分のペースで相手を探したい」と考えていることも多いです。
今は昔と違ってお見合いだけじゃなく、オンラインの婚活や結婚相談所などさまざまな出会い方があります。
自分たちにできることとご子息・ご息女ができることを明確にし、役割分担をはっきりさせて、一緒に婚活を進めていくのがおすすめです。

跡継ぎの結婚に悩むなら

跡継ぎの結婚についてまとめます。

  • ご息女が結婚しない場合、まずは結婚願望を確認して気持ちを伝える
  • ご子息が結婚しない場合、焦らずに本人が自信を持てるよう背中を押す
  • 結婚に反対している場合、理由を明確にしてお子様の気持ちも受け入れる
  • いずれの場合もプレッシャーを与えず、一方的に進めないのが大事

ご息女の結婚に関して「跡継ぎがいない」「出会いがない」という場合、結婚承継をご検討ください。
場合によっては、第三者に会社を継いでもらう道も検討しなければなりません。
事業引き継ぎの方法を検討する場合、事業承継の専門会社AOBAに相談してみましょう。

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